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偉人になる子供の特徴4つ

レアだが、偉人への道を歩む子供がいる。

偉人の定義だが、それまでのパラダイムを変えるような創造的な仕事をする人…としておこう。なので、その分野・時代のキーパーソンになる。偉人には際立つ特徴があるし、注意して見れば、子供のころからその特徴が垣間見れる。今回は、偉人になる子供の特徴について書いてみたい。

目次

知能指数十分条件ではない

天才児

知能指数の高さは、十分条件ではない。

以前の記事で、ターマン組の天才児が後に偉人になることはなかった…ということを書いた。

知能指数の高い子供たちは、地頭の良さを活かし大人になっても成功する可能性が高い。ターマン組の天才児も、それぞれの分野で成功しており、「成功した人」とすることができる。だが、偉人となると話は別だ。いくら知能指数が高くても、偉人になることを約束されているわけではないのだ。

知能指数と創造性は別物である

皮肉なことに、知能指数が足りずターマン組入りを断られた子供が、後にノーベル賞をとっている(偉人クラスに成長している)。この主な理由のひとつに、「知能指数と創造性は別物」ということがある。直感には反するが、「知能指数が高い=創造性がある」ということではないのだ。

※IQが120以上であれば、知能指数の高さは関係なくなるそうだ。

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意欲が強い

偉人の域に達する人はよく働き、アウトプットを積み重ねて行く。

たとえばピカソは、生涯に10万点の版画、約1万3千点を超える油絵など、300点の彫刻などを作品として後世に残したそうだ。エジソンは、「私の若い頃には、1日8時間労働などというものはなかった。私が仕事を1日8時間に限っていたら、成功はおぼつかなかったはずだ」と語っており、睡眠3時間という猛烈な仕事ぶりで、生涯に千件以上の特許を取得している。

エジソンは高齢になっても、1日16時間仕事をしていたそうだ。

日本の偉人では、手塚治虫が有名だ。彼は激務家として知られ(並み外れた仕事量をこなしていたことで知られる)、睡眠時間は4時間だったそうだ。死に際の状態でも「頼むから仕事をさせてくれ」と起き上がろうとし、妻は「もういいんです」と寝かせようとするなど最後まで仕事への執着心を無くさなかった(ウイキペディア)とされる。すさまじいまでの意欲の強さだ。

我慢強い

偉人の域に達する人は、総じて我慢強い。

試行の回数が多くなれば、当然失敗する回数も多くなる。凡庸な人は、その失敗を見て笑ったり批判するだけで、(失敗を恐れ)チャレンジしようとしないのだが(笑)、偉人は失敗して逆境に陥っても、数多くの困難な問題に悩まされても、「やり抜く力」を失うことはないのだ。

※やり抜く力は才能ではなく、知能指数とも関係がない。

ちなみにエジソンは、数千回の実験が失敗に終わっても、そのことを無駄とはせず、「実験で使った材料が役に立たないことがわかったので、実験の成果があった」としたそうだ。また、施設が大きな火災に見舞われたときは、その場ですぐに工場の再建計画を立てはじめたそうだ。

耐えに耐えたリンカーン大統領

リンカーン大統領の名声は、ご存じだと思う。

彼は小売店の店主としてビジネスで失敗しました。農場主としても失敗しました。議員にもなりましたが、やめました。恋人も失いました。神経症にも苦しみました。やっと議員になり、議長にもなりましたが、辞めました。彼は副大統領にもなりましたが、辞めました。上院議員にもなりましたが、再び辞めました。そしてようやく大統領になりましたが、彼が選ばれたこの国はバラバラになりました。彼は経験不足だったのですが、(中略)それでも彼は前進し続けました。さらに、ハーパーズフェリー、シェファードストーン、フレドリックスバーグでも敗れました。彼は戦時中には鬱にもなりました。彼の息子であるウィリーは亡くなり、彼の妻は政治的な攻撃の標的となりました
出典:リンカーン元大統領の失敗だらけの人生から学ぶこと - ログミー

リンカーンは、選挙に8回も落選している。

リンカーンは、アメリカ史上最も成功した人物とか、最も偉大な大統領と呼ばれるが、失敗も多く苦境に立たされたことが数限りなくある。自分の指示をないがしろにした将軍に対し(その結果苦境に陥った)ブチ切れて、怒りの手紙をしたためたこともある。だがその度に耐え、我慢強く問題を乗り越えたのだ(怒りの手紙も「決して送らない手紙」とし、出すことなく封印した)。

集中力がある

偉人の域に達する人には、集中力がある。

アインシュタインが、「自分には激しい好奇心がある」と述べているが、だから集中してひたすら仕事に打ち込むことができるのだ。

将棋の羽生善治さんには、婚約者が部屋に遊びに来たとき、突然「ちょっと待ってて」と隣室にこもり、3時間将棋の研究に没頭した…というエピソードがある。気になると、まわりのことはそっちのけで、「没頭したくなる…」ということだろう。

もちろん、その活動が好きだから没頭して集中できるのだ。たまに仕事を仕事ではなく趣味か楽しみのように感じ、仕事に没頭している人がいるが、このタイプの人は創造的な仕事ができる可能性がある。子供でいえば、義務的に勉強するのではなく、自ら楽しんで勉強をする子供だ。

※好きが集中力を生み出す。

孤独を苦にしない

偉人の域に達する人は、孤独を苦にしない。

哲学者サルトルの妻であり、自身も哲学者だったボーヴォワールは社会とのつながりを切り離したような人生を歩んでいて、「だからこそ彼女は仕事に集中できたのです」と愛人の1人は語っています。フランスの作家マルセル・プルーストも1910年に「社会から自分を切り離す」と宣言し、仕事に打込んだという事実があります。
出典:歴史に名を残した偉人たちが心がけていた6つの行動

人には「関係性への欲求」というものがあり、他者と結びついて良好な関係を作りたい…という欲求がある。なので、孤独な環境に置かれると、その欲求を満たすことができず、フラストレーションをためる…となりがちだ。その結果、孤独に耐えることはしない…となるのだろう。

だが、偉人の域に達する人は、孤独を苦にしない。極端になると、「社会から自分を切り離す」ということになる。作家などには、このタイプの人が結構いるようだ。「ポアンカレ予想」を解きフィールズ賞を受賞した天才数学者のグリゴリー・ペレルマンもこのタイプだろう。

フィールズ賞は「自分の証明が正しければ賞は不要」とし辞退している。

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偉人になる子供の特徴 - サマリー

まとめ

今回は、偉人になる子供の特徴について書いてみた。

今回の記事書いた特徴は、1)意欲が強い、2)我慢強い、3)集中力がある、4)孤独を苦にしない、の4つだ。

これらの特徴を持つ子供は、成績が良く優等生ではないか…と思うが、必ずしもそうではない。

こだわりが強く内向的で社会性がない、反抗的だ…と評価されることもある。学業においても、不思議なことに、教師から「凡庸だ…」と評価されることもあるようだ。

※教師からよく思われないため、そういう評価になるのかもしれない。

今回の記事:「偉人になる子供の特徴4つ」