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後悔しないための子育てブログ

後から「しまった!」のない育児をしたい

足し算の子育てをした方がいい

「足し算の子育て」というものがある。

減点法で子どもと接するのではなく、加算法で子どもと接するというものだ。子育てにおける減点法とは、子どもの欠点を指摘し、それを意識させることで改善を促すというものだ。一方、加算法とは、不十分であっても、「できたこと」を評価し、その後、改善の希望を伝えるというものだ。

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 目次

 足し算の子育てはむずかしい

両方のコミュニケーション方法を比較してみよう。

減点法は、ある意味簡単だ。子どもは未熟なので、「粗」がたくさんある。注意しようと思えば、いくらでも注意するポイントがある。それを見つけるたびに、子どもに対し、改善するように言えばいいのだ。

加算法は少々難しい。先に述べたように、子どもの行動には「粗」がたくさんある。嫌でもそれらが目につくので、つい親としては、ストレートに注意したくなるのだ。まず、1)その衝動を抑えて、「できたこと」またはポジティブな面を探し、2)(クッションとして)それを評価するプロセスを噛ます、必要がある。その後に、3)改善するように伝える、のだ。

こう考えると、加算法は非常に面倒だ(笑)。

 親の思考は子の身になる

親の思考は、子の身になるはずだ。

これは、私の仮説だが、私は(親子のコミュニケーションにおいて)親の思考は子の身になると考えている。親が特に何も考えず、ストレートに子どもと接した場合と、親がよく考えて接した場合を比較すると、後者の方が、子どもの脳がよく発達し、コミュニケーション能力も高くなるという仮説だ(インプットの質が高くなるため)。

※実際に、子どもの脳の発達と親子間のコミュニケーションの量や質の間には、相関関係があるという研究がある。普通に考えても、「そうだろうな…」と思う。

この仮説が正しければ、親は加算法を選択した方がいいということになる。

 減点法は親子の関係が悪くなる

子育てに減点法を選択すると、親子間の雰囲気が重くなる。

たとえば、大人で考えてみよう。

あなたの上司が減点法の人であれば、どうだろうか?あなたのプラス面をあまり評価せず、少しでもマイナス面があれば、そこを見逃さず、注意してくる…こんな上司であれば、あなたは相当ストレスがたまるはずだ。しかし、(同時に)上司もイライラしているのだ。

その上司は、好き好んであなたのマイナス面を指摘しているのではないのだ。「なぜ、こんなことができないのか…」、「こんなことを、イチイチ指摘しなければいけないのは辛い…」と思いながら、そうしているのだ。

このことは、親子関係にもあてはまる。

すなわち、子育てに減点法を選択すると、親子双方がストレスを感じるのだ。その結果当然のごとく、親子の関係が悪くなる。双方がイラついてストレスを感じているため、そうなるのだ。こうして考えると、子育てにはやはり、加算法の方がいいらしいことがわかる

以下、加算法の実際の例(具体例)を考えてみよう。

 足し算の子育ての具体例

子どもとドリルをしている。毎日3ページする予定だが、2ページまで進んだところで、子どもがドリルに飽きたらしく、やめようとしている。さてそのとき、どのように子どもとコミュニケーションをとるのか?というシチュエーションだ。

「3ページする予定だよね。まだ終わっていないから、そこでやめたらダメでしょ。」

「決めたことは、守らないとダメ。今日の分は、最後までやろうね。」

※ちなみに、「毎日何ページするか」ということは、親が一方的に押し付けるのではなく、子どもと一緒に相談して決めた方がいい。その方が、「自分が決めたのだから…」ということで、守る可能性が高くなる。また、子どもの自律性を尊重することにもなる。

普通は、こんなところだろうか。

足し算の子育てでは、まず、3ページまでできたことを評価する。そして、最後までやるように(やわらかく)促すというコミュニケーションをとる。

「2ページまでよくできたね。あと1ページがんばってみようか?」、「2ページまでできたね。いいペースだと思うよ。その調子で、あと1ページやってしまおうか?」

こんな感じだ。「ダメ」という強い言葉を使わず、子どもの自主性を尊重する表現にしていることがわかると思う。「ダメ」と言いたくなるが、そこは我慢が必要だ

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お手伝いを途中で投げ出そうとしたら?

もうひとつ例を出そう。

食後のお皿洗いを子どもが手伝ってくれているが、(飽きて)途中でやめようとしている、というシチュエーションだ。

普通であれば、「まだ終わっていないから、最後までキチンと洗ってよ!」、「始めたことを途中でやめるのは、良くないよ。最後までちゃんとやってくれる?」などと言いたくなるかもしれない。

だが、足し算の子育てでは、まず、そこまでお手伝いしてくれたこと(お皿を洗ってくれたこと)を評価する。そして、最後までやるように(やわらかく)促すというコミュニケーションをとる。このパターンはどのシチュエーションでも同じだ。

「キレイに洗えたね。助かったわ。まだ少し残っているものがあるから、一緒に洗ってくれるとすごく助かるわ」と、こんな感じだ。「すごく助かるわ」と、「I(アイ)メッセージ」を使って、やわらかく表現している(促している)ことに注目してほしい。こう表現することで、子どもは気分を害することなく、最後までやり遂げる可能性が高くなる。

 まとめ

減点法ではなく、加算法で子どもと接した方がいいだろう。

その理由は、1)親の思考は子の身になる(インプットの質が上がるため)、2)減点法では、親子間の関係が悪くなる、の二つだ。減点法の方が簡単なので、つい減点法を採用したくなるが、安易な道を選べば、思わぬしっぺ返しがあるということだ。

加算法のプロセスは、

1)叱りたい衝動を抑えて、「できたこと」またはポジティブな面を探し、2)クッションとして、それを評価するプロセスを噛まし、その後に、3)改善するように、やわらかく伝える、だ。

これはどんなシチュエーションでも変わらない。

したがって、この基本のプロセスを頭に入れておけば、どんなシチュエーションでも、加算法を使うことができるだろう。ぜひ、よりよい子育てのために、ためしてみてほしい。

※子供に対するコミュニケーションは、一捻り必要になる。