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子供の地頭を良くする方法

地頭が良いとか悪い、という話をよく聞くようになった。

企業も学校の成績よりも、「地頭の良さ」を重視し始めたようだ。それに合わせてかどうかは知らないが、学校も、(有名校は)地頭の良い子供をできるだけ多く集めようとしているようだ。

※入社試験などで、「フェルミ推定」が用いられるようになってきている。

たしかに、「地頭の良さ」は大事だと思う。答えの見えない問題を解くときに必要なのは、あらかじめ正答が用意された(整然とした)試験で高得点を取る…という能力よりも、「地頭の良さ」だろう。今回は、子供の地頭を良くする方法について書いてみたい。

 

 

 

目次

地頭がいいとは?

地頭の良い子供

素朴な疑問だが、「地頭がいい」とは、どういうことなのだろうか?

――「賢く育つ」って、脳科学的にはどういうことですか?

 

ズバリ〝脳神経細胞のつながり(シナプス)〟がたくさんできることです

これは、勉強ができるということだけでなく、手足や内臓を上手に働かせたり休ませたりすること、楽しい、嬉しい、がんばる、がっくり、焦るなどの〝情感〟をうまくコントロールできることも含まれます。
出典:脳科学の視点で解説! 地頭をよくする育児法

シンプルに言えば、脳のシナプスが多い、ということだそうだ。

シナプスが多いと、情感をうまくコントロールできることにもつながるらしい。

スマートシティ化している

わたしの受ける印象だが…

脳の作りが効率的になっている、たとえれば、生活道路や基幹道路、高速道路などが効率よく配置されており、自動車が渋滞なく走行でき、人やモノがスムーズに移動できる町を頭の中に持っている…というイメージだ。※スマートシティを持っている、としてもいいだろう。

この脳内の町(脳のつくり)というのは、おそらく3~5歳ぐらいまでに大部分ができてしまうのだろう。だからそれまでの環境が大事だ、と言われるわけだが、スマートシティではなく、旧来型の雑然とした町を頭の中に作ったとしても、後にある程度スマート化することは可能だと思う。

なので、あきらめる必要はないと思う。以下、その方法について考えてみたい。

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地頭を良くする方法

子供の地頭を良くする方法だが…

まずは、インプットの力を鍛える、ということだ。

観察眼を身につけ、自ら情報を得ることの重要性は増しています。

この観察眼を養うということ、おおげさに言えば、「情報収集、分析、法則化」の訓練をすることが、最初の大事なステップになります。優秀な人は、子どもでも社会人でも、この観察眼が優れている場合が少なくありません。
出典:「地頭のいい子」は家庭内の習慣で作られる!

優秀な人は、総じて観察眼が優れているそうだ。

まずは、(子供に対し)さまざまな情報を入手する手段を学ばせる。

たとえば、「カラーバス効果」というものがある。街の中で「赤」を意識すると、「赤」に関するもの(情報)が目に入ってくる、というものだ。このことを赤だけではなく、青や黄色でも行う習慣を持つ、というイメージだ。

※この場合は、注目する色を切り替えることによって、取れる情報が変わってくる。情報を取得するチャンネルを増やしたり、(状況に応じ)柔軟に切り替える術を学ぶことが大事だ。

得た情報を処理する能力を上げる

情報を得た後は、その情報を取り入れるか、捨てるか、という問題がある。

たとえば、何か情報があった場合に、それを取り入れるか取り入れないか、で、その後が大きく変わってくる。この情報を信じたばかりに失敗してしまった…ということは大人でもあることだ。

※情報の軽重の判断(重要性や緊急性、影響度の判断)が必要になる。

課題にアプローチする力を上げる

やや抽象的になるが、こういうことだ。

ハードルを超えられなければ、道具を使えば超えられるのではないか…とか、ハードル自体を低くできないかと考えてみたり、ハードルの下をくぐることさえ考える。視点を変えつつ、ありとあらゆる方法を検討する。
出典:粘りが知的な成長をもたらす…できませんはNG

複数の視点から物事を考えられるようにする、ということだ。

たとえば、ある問題を抱えているが、そのことばかりを考えていても良いアイデア(または結論)が出ない…ということがある。だが、しばらく別のことをした後、もう一度考えてみたり、睡眠をはさんで再考すると、良いアイデア(または結論)が出る、ということがある。

これは、時間をおくことで問題がクリアになった、ということと、別の視点から冷静に問題を考えることができるようになったため、良いアイデア(または結論)を出すことができた、ということだろう(客観視することも大事)。子供には、このような経験を積ますことが必要だ。

なぜ?と考える習慣を持たせる

子供に、「なぜ?」と考える習慣を持たせたい。

1回の「なぜ?」で終わるのはもったいない。

1回の「なぜ?」ではなく、2回、3回と「なぜ?」を続けるのだ。このことは、「なぜなぜ分析」としてよく知られている。※ビジネスでも有効な手段だ。

「なぜ?」を続けることで、問題の本質に迫ることができるのだ

※「なぜ?」を続けることで、問題に対する本当の原因(真因)を見つけ出すスキルを身につけることができ、思考力を鍛える、ということにもつながる。

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まとめ

今回は、子供の地頭を良くする方法について書いた。

今回の記事で書いたのは、1)インプットの力を鍛える、2)情報の軽重の判断力を上げる、3)課題にアプローチする力を上げる、4)なぜ?と考える習慣を持たせる、の3つだ。

上手に情報を取り込み、それを上手く処理すればいい、というシンプルな話だ。良い食材を手に入れ、上手く調理すれば、美味しい料理ができる、ということと同じだ。

食材が立派でも、調理の仕方がまずければ、美味しい料理はできない。調理の仕方が良くても、食材が痛んでいれば、美味しい料理にはならない。同様に、地頭の話もバランスが大事になる。

次回の記事:「子供の地頭を良くする方法#2

今回の記事:「子供の地頭を良くする方法」