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後悔しないための子育てブログ

後から「しまった!」のない育児をしたい

多才な子供の特徴

クラスに1人ぐらいは、多才な子供がいると思う。

なにをやらせても上手で、「多方面の才能に恵まれている」という子供のことだ。そんな子供を目の当たりにすると、思わず「ずるい」と思ってしまうかもしれない(笑)。

今回は、多才な子供の特徴について書いてみたい。

※ハーバードで発達心理学の博士号を取得したE.ウィナー教授の見解にしたがう。

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 目次

 幼少期の特徴

まず、多才な子供は、身体的な発達が早いそうだ。

座る、歩く、などが、標準よりも数ヶ月早いそうだ。

たしかに、小学校のころは、発達が早く身体の大きな子供(4月生まれの子供など)が、勉強も運動も良くできた…という記憶がある。発達が早ければ、与えられるチャンスも多くなるので、才能が磨かれる、ということもあると思う。※チャンスの回数は、大きな変数だ。

また、言葉を話しはじめることも早いそうだ。単語のようなことから、一足飛びに複雑な文に移行するそうだ。※語彙や言語的な知識が、比較的豊富である。

さらに、反応が強いそうだ。

多才な子供は、痛みや欲求不満などに対して、強い反応を示すそうだ。たまに、公共の場で泣き叫ぶ子供を見かけることがあるが、あのような反応だろうか(笑)。

この話に勇気づけられる親御さんは多いと思う。

認知力、認知記憶にすぐれる

多才な子どもは、認知力、認知記憶にすぐれるそうだ。

生後四ヶ月から七ヶ月の認知記憶と、七歳の時点での言語面の知能テストの点数とのあいだに、はっきりした関連のあることが証明されている。
出典:才能を開花させる子供たち p.41

自分を世話してくれる人を早くから認識したり、周囲のものごとに目ざとく気づき、集中することができ、集中できる時間も比較的長いそうだ。

※認知力や認知記憶は、汎用的な能力なので、これらが高ければ、「多方面の才能に恵まれる」ことにつながるのも納得だ。脳の仕組みが上手くできている…ということだろうか。

また、目新しいものが好き、という特徴もあるそうだ。

※新しいものに喜ぶ赤ちゃんなどは、多才の可能性がある。

 勉強の仕方

多才な子供は、勉強の仕方にも特徴がある。

多才な子どもは、エネルギッシュだそうだ。心身ともにエネルギーに溢れているので、このエネルギーを自分の興味がある分野に向けることができれば、取りつかれたように夢中になり、その分野の小さな専門家になる。※「集中力」と「粘り強さ」にすぐれる。

知的な好奇心が旺盛、という特徴もある。

アインシュタインは、「私には特別な才能はありません。激しいほどの好奇心があるだけなのです」と述べている。才能云々については置いておくとしても、自身に「激しい好奇心があった」ということは認めている。このことは、「得意とする分野のことを、すべて知りたいという内側からの欲求があった」と言い換えることができるのではないだろうか。
出典:才能がある子供の特徴

「得意とする分野のことを、すべて知りたいという内側からの欲求」があるのだ。

指導を必要としない

多才な子供には、指導をあまり必要としない、という特徴がある。

まわりから観察すると、大人の手助けや指導がほとんど必要ないようにみえるそうだ。このタイプの子供に必要なのは、知的世界と接触する手段があることと、質問に答えてくれる大人がいることだけだそうだ。※知的好奇心が旺盛なので、質問がしつこいそうだ(笑)。

将棋の羽生さんのインタビューからも、「接触する手段」の大事さがよくわかる。

将棋に限らず、どんな才能でも、たとえ先天的なものがあっても、それを見出し、伸ばす環境がなければ萌芽の機会さえないかもしれません。そういう意味でも環境、「場」というのは非常に大きいと思います。そう考えると、先天的なものよりも、後天的なものの影響のほうが大きいと感じます。
出典:羽生善治三冠インタビュー「親の期待がなかったから強くなれた」

羽生さんは、近くに将棋道場がなければ、続けなかっただろう…と述べている。

助けを求めることについては、たとえば、パズルに取り組むときでも、助けを求めないそうだ。

※答えをすぐ知りたがる子供は、ダメかもしれない…

才能のある子供は、非常に集中力の高い、「フロー状態」で、興味津々の課題に取り組むことができるので(また能力も十分にあるので)、自力でどんどん前に進むことができるのだ。
出典:才能がある子供の特徴

いわゆる、高い集中状態である、「フロー状態」に入り、課題に取り組むため、結果的に、どんどん自分を押し上げていくこと(前進すること)になる…ということだ。

再び羽生さんの例だが、

長谷川 何段を目指してやるとか、そういうのはあったんですか。
羽生 それはなかったです。何か、もちろん強い人と対局したいというのはありましたけれど。何段になるとか、何級になるとかという気持ちはまったくと言っていいぐらいなかったです。駒を動かす中で、新しい発見があり、今までと同じはずの盤上がまったく違って見える。そんな経験は新鮮で面白いと感じました
長谷川 純粋な内的喜びが大きかったんですね。
羽生 そうですね。次に進んでいくという時にわかったという「手応え」みたいなものを得ることが、すごく楽しかったんです
出典:羽生善治三冠インタビュー「親の期待がなかったから強くなれた」

羽生さんは、「駒を動かしてるのが楽しかった」と述べている。

この点が普通の子供とは違う点だ。普通の子供は、目の前の相手に勝つこととか、何段になるとか、何級になるという目標を達成することに、喜びを感じるはずだ。

しかし、羽生さんの場合は、結果がどうこうと言うよりは、純粋に「駒を動かしてるのが楽しかった」と述べている。※将棋を指すこと自体が楽しかったのだ。

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「フロー状態」に入り、課題に取り組む、ということは、こういうことなのだろうと思う。

そのときは、勝ち負けなどの結果よりも、純粋にプロセスを楽しんでいるのだ。プロセスに面白味を感じることができるため、結果とは関係なく取り組めるのだろうと思う(なので、負けたから面白くない…ということにはならない)。※その方が長続きするし、結果もよくなる。

 まとめ

今回の記事:「多才な子供の特徴」

参考文献:才能を開花させる子供たち, Ellen Winner