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子育てにおける怒る・叱るを整理する

あなたは、怒る・叱るの違いを考えたことがあるだろうか。

そんなことは考えたことがないし、怒る・叱るの違いもよくわからない…という人も多いと思う。中には同じだと思っている人もいるだろう。だが、怒る・叱るは違うので、その違いを理解&意識して、子供とコミュニケーションをとった方がいい。怒るべきときは怒ってもいいと思うが、叱るべきときに怒ってはいけないのだ。今回は、子育てにおける怒る・叱るを整理してみたい。

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 目次

 怒るとは

怒る

怒るとは、「腹を立てる」ということだ。

子供がしでかした行為に不満を感じたり、不快に思うとき、感情的になって腹を立てることがある。たとえば、子供に対し「やってはいけない」と注意したことを、子供がその注意を無視する形でやっている…という姿を目にすると、カッとなって腹が立つ場合がある。カッとなる理由には、「指示を無視された」、「自分が軽んじられた」という気持ちがあるのかもしれない。

自分が蹴られたと感じ、反射的に蹴り返す…ということだ。

なので怒るとは、感情的であり、自分勝手であり、無駄であり、相手からすると、一方的であり、理不尽であり、後ろ向きになる思考だ。怒ることが必要だとすれば、他人に重大な迷惑をかけてしまう、命に危険がある…というシーンだろうか。ただし、そんなときでも、怒ったあとに(冷静さを取り戻し)叱らなければいけない。怒るだけでは何のことやらわからないのだ。

※怒っていることは伝わるが、なぜ怒っているのか伝わりにくい。

 叱るとは

叱るとは、「非を知らしめ改善を促す」ということだ。

子供の場合は未熟なので、自分の言動の善悪の判断がつかないことがある。なので、間違った言動を選ぶことがある。そんなときに「その選択は間違っている」と指摘し改めるよう促すことが「叱る」ということになる。なので、叱ることは子供への適切なフィードバックと言えそうだ。

叱られた方は、納得できるし、為になると思う。怒られたときのように、一方的で理不尽だとは感じず、後ろ向きになることもない。自分のために叱ってくれているな…と感じるので、反発したり恨んだり…ということもなく、相手のフィードバックを受け入れることができるのだ。

※コミュニケーションが冷静でロジカルな分、伝わりやすい。

 なぜ「怒る」がダメなのか

なぜ「怒る」がダメなのか、ひと目でわかる動画がある。


Les enfants voient. Les enfants apprennent. Message d'intérêt public (CSCL01-F)

ここまでの話で、「怒ることはマズい」ということはわかると思う。コミュニケーションは、相手がどう感じるか…ということが大事だ。怒られた相手が、「ずいぶんと一方的だな」、「理不尽だな」、「自分勝手な人だな」と思えば、そのコミュニケーションは失敗に終わってしまう。

※相手のことを思って怒っても、伝わらなければ失敗だ。

自分が強く怒られた場面というのは、エピソード記憶になって、その後何年も頭に残り続ける。そのことが影響しているのかどうかわからないが、自分も同じことをしてしまうことがある。そのことが、この動画にあらわれている。大人でもそうなってしまうのだから、子供が大人の真似をしてしまう…ということは、あるのだろうと思う。怒りが怒りを呼ぶ、ということになるのだ。

※大人は子供のロールモデルになる必要がある。

 諭す(さとす)

子供を叱るにしても、諭すという要素が必要だろう。

先に叱るとは、「非を知らしめ改善を促すこと」と書いたが、なぜそれが非なのか、相手が理解&納得しないと意味がない。人は自分で理解&納得してはじめて、「改善しようか」という気持ちになるのだ。この相手の自発的な「理解&納得」の触媒になるのが、「諭す」という行為だ。

諭すためには、諭す側にコミュニケーション能力が必要になる。相手に道理が理解できるように、わかりやすく説明する必要があるためだ。上の動画でもあったが、子供の目線まで下がり、子供と目を合わせて(子供が理解できる言葉を使い)コミュニケーションする必要もある。

※叱る場合は、諭すを加えればいいだろう。

 人として尊重する

未熟な者に対しては、上から目線になりがちだ。

私生活でもビジネスでも、自分より相手の方が未熟だ…と感じると、(これではイカンと思いつつも)上から目線で接してしまうことがある。子供は自分よりはるかに未熟なので、どうしても上から目線になりやすい。叱るという行為も、相手が目下だから成立する行為だ。上司が部下を叱ることがあっても、部下が上司を叱ることはない(笑)。相手が下だと思うから叱れるのだ。

だが、もう少し子供を人として尊重してもいいのではないかと思う。もちろん、知識や経験の量が違うので、それらの点において対等ということはないが、立っているステージが違うだけで、「人としては対等だ」としていいのだろうと思う。そういう考えで親が子供と接すれば、萎縮することなく伸び伸びと、自信や自己肯定感を育みながら成長するのではないか…と思う。

※頭ごなしに怒る・叱りつけるなどは、NGだ。

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 まとめ

今回は、子育てにおける怒る・叱るについて書いてみた。

怒ることが必要なシーンは限定的だ。また、怒ったときはそのあとに冷静さを取り戻し、諭すを含め叱ることが大事になる。通常のケースでは、叱るで事足りる。ただ、叱るにも諭すという要素を入れたい。そうすることで、子供により伝わるコミュニケーションになるのだ。また、子供に対し上から目線になりがちであれば、そこを「意図的に矯正する」という作業も必要になるだろう。

今回の記事:「子育てにおける怒る・叱るを整理する」