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ダメな勉強法6つ|このやり方では成績が上がらない

ダメな勉強法というものがある。

もちろん本人は、この勉強法がダメだと思ってやっているわけではない。

効果があると思い採用しているのだが、成績が上がらない。そして、成績が悪いことを「自分の頭が悪いから」と、自分の頭のせいにすることもある。だがそんなときは、自分の頭が悪いのではなく、勉強のやり方が悪いのだ。したがって、自分がダメな勉強法を採用していないかどうか、チェックすることが大事だ。

今回は、ダメな勉強法について書いてみたい。

目次

自分のやり方に固執する

ダメな勉強法

自分のやり方に固執する…ということがある。

親や教師から「こういうやり方でやってみてはどうか」と言われても、自分のやり方がいいとして、聞く耳を持たない。新しいチャレンジをするよりは、慣れた方法でやる方が楽だし、人に言われてどうこうではなく、自分のことだから「やり方は自分で決めたい」という気持ちもある。

※自分のやり方に固執する方が楽なのだ。

素直さ・柔軟さが必要になる

仕事のできない人には、素直さがないと言われる。素直さがないため、聞く耳を持つことができず、自己流に拘泥してしまう。まわりの人が「あの人は聞く耳を持たない」と思うと、間違ったことをしていても、「放っておく」ということになる。言っても聞かないのだから、言うだけ無駄だよね…となるのだ。こうなると、本当に有効なアドバイスも聞けなくなってしまうのだ。

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やり方をコロコロ変える

固執はダメだが、やり方をコロコロ変えるのもどうだろうか。

Aさんがこう言ったから、こうしてみよう。しばらくすると、Bさんがこう言っているから、そのやり方に変えてみよう…と、短期間にコロコロやり方を変える人がいる。

その原因は、自分自身にある「不安」だろう。自分の勉強法が正しいのかどうかわからず不安だ。だから、いろいろな人に聞いてみて(自分で調べることも含む)、そのたびに「変えてみようか」となるのだ。

どんな勉強法を採用しても、結果が出るまでには時間がかかる。効果がすぐにあらわれる…ということではないのだ。なので、信頼できるソースから勉強法を仕入れた場合は、ある程度結果が出るまで取り組んでみることだ。その結果を見て、採用した勉強法の評価をすればいい。

※必要に応じて、変えるなり磨くなりすればいい。

ながら勉強をする

たとえば、音楽を聴きながら勉強する、というものだ。

仕事をするときに、音楽を聴きながら行うことがある。だが、これはかなり限定的なものだ。

頭をあまり使わない軽作業をするときは、たしかに聞きなれている好きな音楽を小さい音量で流すと効果的だ。アルファ波が出るから…という理由になるのだろう。

だが、聞きなれない曲にしたり、聞きなれた曲でも音量を大きくすると、そちらに気をとられ音楽が邪魔だな…という感覚になる。

限定的に使える可能性はある

ブログを書くときでも、音楽を聴きながら書くというのは無理だ。

なので、もし音楽を使うのであれば、限定的なシーンで使えばいい。単純な記憶の場合であれば、音楽と記憶する対象を結びつけることができるかもしれない。

Aという音楽を流しているときはこれを覚える、Bという音楽を流しているときはあれを覚える、と決めておけば、音楽とともに記憶を再生できるかもしれない。

※テレビやスマホを見ながら勉強する…は、明らかにNGだ。

復習をしない

復習をしない…ではダメだ。

成績の悪い子供にわからないところを尋ねると、「わからないところがわからない」と答えることがある。

これは、復習をしていないためだ。復習をすることではじめて、授業中自分が聴き逃した部分や、理解していない部分が明らかになる。この作業なしでは、わかること・わからないことの仕分けができず、「何がわからないのか」すらわからない状態になってしまうのだ。

復習で記憶を定着させる

また、復習には記憶を定着させる、という目的がある。

少し前はこの問題が解けたのに、今同じ問題を解くことができない…ということがある。これは、解き方や解くために必要なパーツ・考え方を忘れてしまったためだ。このようなことを防ぐために、復習が必要になるのだ。

※復習により、短期記憶を長期記憶にする必要がある。

単に書いて覚える

記憶するときは、書いて覚えればいい…と聞くことがある。

私はこのことが間違いだとは思わない。実際に、書くことで記憶できた…ということがあるだろう。だが、書いたけれど上手く覚えられなかった、効率が非常に悪かった…とする人もいる。なぜ、そうなるのだろうか。主な原因は、覚えることではなく、書くことが主目的になることだ。

たくさん書くこと、字をノートに埋めることで勉強した気(目的を果たした気)になってしまうのだ。なので、英単語であれば、例文ごと覚えて書く、書くときは何も見ずに書く、などの工夫が必要になる。同じ英単語を(見ながら)30回書けば覚える…という単純なものではない。

※英単語だけコピー(転写)しても、覚えられない。

旬を考えない

旬を考えないやり方、というのもダメだ。

たとえば、小学校で九九を覚えるが、この時期に九九の丸暗記をさせる背景には意図がある。それは、(年齢的に)丸暗記が得意な時期に丸暗記で九九を覚えさせてしまおう、そうすれば一生使えるものになる…ということだ。この旬の時期を逃すと、九九を覚えるのが大変になるのだ。

臨界期がある

記憶には「臨界期」というものがある。

臨界期で大切な時期は、言語(0歳〜9歳)・運動能力(0歳〜4歳)・絶対音感(0歳〜4歳)・数学的能力(1歳〜4歳)と言われています。臨界期に、適切な刺激を与え、脳が記憶をしておけば、その後でもちょっと練習をするだけで、ごく自然に簡単に同じ事が出来るようになります。
出典:第2回 幼児教育における「臨界期」って何?(前編)

※臨界期を逃せば…と考えると、怖い話ではある。

たとえば、絶対音感であれば4歳程度が臨界期になり、それを過ぎて絶対音感のトレーニングを受けても、絶対音感を身につけることはまずできない。よく4歳ぐらいまでの教育が大事だ…と耳にするが、「臨界期」という概念を合わせて考えれば、「なるほど」と思えるかもしれない。

小学生の間は丸暗記が得意なので、丸暗記作戦でもなんとかなるが、中学生からは「理解して理屈を覚える」という論理に基づく記憶が旬になる。なので、その旬を活用できる記憶法にシフトしていく必要がある。いつまで丸暗記に頼っていると、必然的に成績は下がっていくのだ。

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ダメな勉強法 - サマリー

まとめ

今回は、ダメな勉強法について書いてみた。

今回の記事で述べたのは、1)自分のやり方に固執する、2)やり方をコロコロ変える、3)ながら勉強をする、4)復習をしない、5)書いて覚える、6)旬を考えない、の6つだ。

臨界期というのは結構こわい(笑)。絶対音感のように、その時期を逃すと取り返しがつかない…というものもあるためだ。また、小学校 ⇒ 中学校では、記憶の仕方を変えていく必要がある。

小学校のときから、論理的に覚える、ということをすればいいのかもしれない。

今回の記事:「ダメな勉強法6つ|このやり方では成績が上がらない」