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後悔しないための子育てブログ

後から「しまった!」のない育児をしたい

子供をリビングで勉強させた方がいいのか

リビング学習という言葉を聞いたことがあると思う。

リビングで勉強させることで成績が上がるのであれば、子供にそうさせたい…と考える親は多いと思う。後述するが、8~9割の親がリビング学習に好意的な印象を持っているようだ。だが、リビングで勉強させれば、本当に子どもの成績が上がるのだろうか。リビング学習で、東大や難関大学に入ることができるのだろうか。学力以外でも、何かメリットがあるのだろうか。

今回は、子供をリビングで勉強させることについて書いてみたい。

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 目次

 リビング学習とは

リビング学習

リビング学習とは何か、ということから見て行こう。

リビング学習とは、子供がリビングやダイニング(食事をするテーブルの上など)で勉強をする、という学習方法のことだ。子供部屋が用意できない、子供に目が届く、子供とコミュニケーションをとりやすい、学力が上がるのでは…などという理由から、採用されることが多いようだ。

では、実際にはどれぐらいの子供たちが、リビング学習をしているのだろうか。いくつか調査があるが、小学生では7~8割ぐらいがリビング学習をしているようだ。また、親の方も8~9割程度がリビング学習に好意的で、本人の希望次第で採用したいと考えているようだ。

※リビング学習は、もはや当たり前になっているようだ。

 東大に入れるのか?

東大生の約半数が、「リビング学習をしていた」という調査結果があるそうだ。

この種の調査結果がメディアを通じて報じられたことにより、リビング学習が広まった…といわれる。だが、リビング学習をすれば東大や難関大学に入れる、ということではない。そもそも、リビング学習というのはひとつの変数にすぎず、仮に東大の学生の場合、他大学の学生よりリビング学習をした学生の割合が有意に多い、としても、だから因果関係がある、とはできないのだ。

なので、リビング学習をすれば、劇的に成績が上がる…などという期待はしない方がいい(笑)。リビング学習をして東大に入った子供は、別にリビング学習をしていなくても、東大や難関大学に入ることができただろう。リビング学習よりも、もっと大きな変数があるためだ。

※そうは言っても、リビング学習にはメリットがある(以下述べる)。

 勉強に取り掛かりやすい

リビングで勉強すると、取り掛かりやすくなる。

子供にとって、リビングは居心地がいい空間なので、そこから離れて自室にこもる…という行動自体が嫌なのだ。みんなが楽しそうにしている場からひとり離れて、勉強するために自室に向かうことは嫌なことだ。しかも、勉強という自分にとり必ずしも楽しくないことのためだ(笑)。

なので、足が重くなるのは当然のことだろう。また、孤独を感じ寂しい・疎外された…という感じも受ける。大人でも、ひとり書斎にこもって本を読む、というよりは、リビングで本を読む方を選ぶ、という人が多いと思う。人の気配があった方が、さみしくないためだ(笑)。

 自室ではサボりやすい

自室で勉強する場合は、サボりやすくなる。

人の目がなければ、嫌なことよりも好きなことをやりたい…と思うものだ。なので、勉強するフリをしつつ、漫画を読んだりゲームをしたり、スマホをいじったり…ということになる。自分の子供時分のことを考えても、自室では楽しい方に流れる…ということが多かったように思う。

これには、上で述べた心理が関係してくる。自室で勉強するということになると、「孤独を感じ寂しい・疎外された…という感じ」を受けてしまうので、その補償を求める…ということになるのだろう。なので、勉強ではなく自分が楽しいと思うことをやってしまうのだ。

 コミュニケーションがとれる

リビング学習をすれば、子供とコミュニケーションがとれる。

子供が勉強している姿を間近で見ることができるので、子供の様子を観察することができる。いつもと違った様子があれば、プラスであれマイナスであれ、気付くことができる。また、今子供が何を勉強しているのか…ということがわかるので、会話のネタには事欠かなくなるだろう。

子供は親にわからないところを聞きやすくなる。自室で勉強していると、わからなくても「まぁいいや」となるのだが、リビング学習では親が近くにいるので、すぐに聞くことができる。もちろん親には、子供に何か聞かれたときは、面倒がらずに相手をする、という姿勢が必要だ。

 良い文化を築くことができる

家庭の中に、良い文化を築くことができる。

家庭の中にどういう文化を築くのか…というのは親次第だ。子供はその文化に染まって成長することになるので、親の責任は重大なのだ。子供のリビング学習をきっかけに、良い文化を創ることができるかもしれない。そのためにまず、親が寝っ転がってテレビをみるのをやめよう(笑)。

その代わりに、本や新聞を読めばいい。ネットで情報収集をする、ということでもいいと思う。こうすれば、本を読む文化などが自然にできあがるだろう。子供のリビング学習に合わせて、そうすればいいのだ。ただテレビや動画の音声は、勉強の妨げになるので視聴・閲覧しないこと。

※親が一緒に自分の勉強をすることで、よい結果につながった例もあるそうだ。

 リビング学習のデメリット

最後に、リビング学習のデメリットについても触れておこう。

まず、机やイス、照明の問題がある。これらが子供に合っていないと、姿勢や目が悪くなったり…ということにつながるかもしれない。また、食事をするテーブルの上で勉強すると、消しゴムのかすや、鉛筆の芯や粉で汚れ掃除に手間がかかることがある。そして、食事の度に子供に片づけを促したり、自分で片づけたり…ということになる。ストレスになるかもしれない(笑)。

さらに、リビング学習の環境や親の態度によっては、効果が上がらない・裏目に出る…ということがあるかもしれない。先の述べたように、テレビや動画の音声は、勉強の妨げになるし、子供の質問を忙しいからと無視する、ということであれば、リビング学習の効果は出ない。

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 まとめ

今回は、子供をリビングで勉強させることについて書いてみた。

今回の記事で書いたリビング学習のメリットは、1)勉強に取り掛かりやすい、2)コミュニケーションがとれる、3)良い文化を築くことができる、の3つだ。どれも、成績を上げる要素になり得る。直接的なのは、「勉強に取り掛かりやすい」だ。取り掛かってしまえば自然に進む…ということは、あなたの経験からもわかるだろう。ある意味、取り掛かることが一番大変なのだ。

リビング学習にはデメリットもあるが、メリットに比べればささいなものだ(笑)。注意すべきは、効果の上がらないリビング学習をしてしまうことだろう。くれぐれも、親が子供のリビングでの学習を邪魔する…ということがないようにしたい(無意識でやることにも注意する)。

今回の記事:「子供をリビングで勉強させた方がいいのか」