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早生まれはやはり損なのか…学業やスポーツで不利になるのか

早生まれの子供がいる。

自分の子供が早生まれだ、という親御さんもいるだろう。その場合、「早生まれは損だ」という話を聞くと、気落ちしてしまう。そのことを改めることは、もはやできないためだ。

結論をいえば、早生まれは損になる。ややおおげさに言えば、早生まれの子供は、逆風の中を歩む人生になる。今回は、早生まれについて書いてみたい。

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 目次

 早生まれとは

早生まれ

早生まれとは、どういう意味だろうか。

早生まれとは、「1月1日~4月1日」に生まれたこと(または人)を指す言葉だ。この4月1日というのがわかりにくい。なぜ、3月31日ではないのだろうか。学年度が「4月1日~翌年の3月31日」であることを考えると、3月31日が適切ではないかと思う。

4月1日には、学年度が法制化された時代(明治)の法令が関係している。当時は誕生日の前日に、満年齢に達したとみなしたようだ。なので、4月1日生まれでも、満6歳に達しているとみなされ、4月1日から小学校に通えるというわけだ。

※明治後期から現在まで同じ制度になっている。

 約1年の差がある

つまり、同じ学年に4月2日生まれの人と、翌年の4月1日生まれの人がいる、ということになり、両者を比べた場合、1年の差がある、ということになる。この1年の差は、若くなればなるほど大きくなる。

たとえば、16歳における1年の重みは6.25%だが、7歳における1年の重みは14.3%、6歳における1年の重みは16.7%にもなる。

歳をとればとるほど1年が早くなる、1年の重みが軽くなる…ということがあるが、30歳におけるそれは3.3%、40歳では2.5%であることを考えると、頷けるだろう。

※直感的にも実感的にも、子供の1年の差は大きいと感じる。

 はっきり体格の差がある

小学生の場合、1年違うとはっきり体格の差がある。

男子の場合、6歳から7歳で、身長で6cm程度、体重で2.5kg程度増える。女子の場合も同程度の成長がある。7歳から8歳では、6歳から7歳よりも成長にやや上乗せがあるようだ。

1年間でこれぐらい成長するということになると、素質の差がかき消されてしまう。同程度の素質であれば、先に成長している方が明らかに有利だし、素質の差があっても、成長で相殺されるため、素質のある早生まれの子供が、素質に見合う成果を出すことはむずかしくなるだろう。

相対評価になるため、そうなってしまう。

 野球やサッカーでは不利になる

早生まれだと、野球やサッカーでは不利になる。

甲子園出場者の生まれ月を調べると、4月生まれが最も多く、翌年の3月生まれに向けて、はっきり低下していく傾向がみられる。2月や3月の早生まれに対し、4月生まれは3~4倍にも達するのだ。

こういうと、元プロ野球選手の桑田真澄は4月1日生まれの早生まれではないか、という反論があるかもしれない。だが、桑田は甲子園で20勝(3敗)もするような、抜群の野球センスを持ちかつ(自分の頭で考えながら)緻密な努力を重ねてきた選手だ。このレベルの選手を引き合いに出しても、詮無いことだ。

※逆に言えば、早生まれで名を成した選手は、逆風をものともしなかった選手で、素質の点でも努力の点でもすごい選手なのだ。

高校サッカーやJリーグにおいても、早生まれの割合が少ないということが観測されている。バレーボールなど、ほかのスポーツにおいても同様のことがある。

 学業でも早生まれは不利になるのか

学業でも野球などと同様に、早生まれが不利になるのだろうか。

これには、高校での調査がある。上位校には早生まれの割合が少なく、下位校では早生まれの割合が多くなるのだ(統計上、有意な差がある)。大学での調査では、早生まれは不利だとするものと、早生まれの影響は消えている、とするものがある。

※調査対象の大学や文系・理系により異なる。

だが、早生まれが有利だとする調査はないので、大学に入る段階でも、早生まれは不利だということになるだろう。そう考えるには、以下の理由がある。

 早生まれが不利になる理由とは

中学生を対象とした調査によると、早生まれの子供は、消極性が高く、自信を持たず、リーダー的な役割を果たした経験が少なく、いじめられた経験が多い、という傾向にある。

消極的で自信がなく、いじめられる…というのは、体格で劣るからということと、成功体験を積むことがむずかしいから、という理由がある。学校では相対評価になるので、何でもパフォーマンスの高い方が評価される。小学校に入ってしまえば、それ以降は生まれ月の配慮というものはない(小学校の入学試験では配慮されることがある)。

なので、素質に大差がない場合は、常に先に生まれた子供の方が有利になる。その結果、早生まれの子供にはスポットライトが当たりにくくなり、成功体験を積む機会が少なくなるのだ。

たとえば、子供のころの学級委員長のことを考えてみてほしい。真っ先に学級委員長になったのは、4、5月生まれの成長の早い子供だったはずだ。

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 まとめ

今回は、早生まれについて書いてみた。

早生まれは損であり、早生まれの子供は、逆風の中を歩む人生になりやすい。このことは事実だが、言い訳にしてはいけない。早生まれを言い訳にして粘りを無くしあきらめると、本当にダメになってしまう。逆風下ゆえに鍛えられる、ぐらいの気持ちでいた方がいいのだ。

※子供にも、早生まれだから仕方がない…とは言わない方がいい。

早生まれの場合は、より若くして(挑戦的なものではあるが)刺激を受けることができる、というメリットもある。また、あらかじめ不利であることがわかっていれば、「より資源をつぎ込む」という対策をとることもできるだろう。親は状況を冷静に把握して、できることをすればいいのだ。

今回の記事:「早生まれはやはり損なのか…学業やスポーツで不利になるのか」