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子供の話を聞くコツ8つ

あなたは、子供の話をよく聞いているだろうか。

あまり真剣に聞いていない、流し聞きをしている…という人もいると思う。

だが、子供の話をきちんと聞かないと、子供は「話しても仕方がない」、「話すことで気分が悪くなる…」と思い、自分から話さなくなる可能性がある。大人でも、自分の話をきちんと聞いてくれない人に対しては、自分から話そうとは思わないものだ。

今回は、子供の話を聞くコツについて書いてみたい。

目次

子供の話を聞けない

子供の話を聞くコツを心得て対応する大人

子供の話を聞けない…ということがある。

話を聞く時間がなかったり…ということもあるが、つい上から目線になってしまったり、子供の話に興味がなかったりして、上手く聞けない…ということもある。※そんなことはどうでもいい…と思うと、聞けなくなってしまう。

子供との会話は一応続いているが、実は聞けていない…ということもある。

 

子供の話を聞くコツとは

正しい聞く姿勢をとる

子供の方向にヘソを向ける、というのが正しい聞く姿勢になる。

よく、顔だけ向けて話をする、という人がいる。会社にもいるが、ヘソはPCの方に向けて、顔だけ話し手の方に向ける。

このボディランゲージは、「わたしは今作業中です。話しかけられたので顔を向けますが、すぐに作業に戻ります」というメッセージになる。一言二言の簡単なやりとりならそれでいいのだが、話が長くなるようなときにそれではまずい。相手の話を軽視する、ということになるためだ。

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正しい姿勢をとれば…

正しい聞く姿勢をとれば、相手は「この人は話を聞いてくれる」と感じる。

話を聞いてくれる人に対し、「話をしよう」と思うのは自然なことだ。

このことは、大人でも子供でも変わらない。逆に、あまり聞いてくれない人には、自分から話そう…とは思わない。これも、ごく自然なことだ。

子供とのコミュニケーションを大事だと思うのであれば、正しい聞く姿勢をとりたい。

勝手な質問をしない

子供の話を聞くときに、勝手な質問をしてはいけない。

勝手な質問とは、話し手の意図にそわない質問のことだ。

自分の興味に基づく質問になるために、子供が話したいことから逸れてしまうのだ。

親は自分が聞きたいことを聞けて満足かもしれないが、子供はそんなことを話したかったのではないのだけれど…と感じ、(一応、質問に答えたあと)口を閉ざしてしまうことになる。

自分の興味に基づく勝手な質問は、慎んだ方がいい。

上から目線にならない

子供の話を聞くときは、上から目線にならないようにしたい。

※対等である、という感覚が必要。

子供と話をすると、つい上から「こうでああで…」と言いたくなる(笑)。

問題であれば、上から目線で解決策を提示したくなる。だが、子供は解決策を求めていない場合もあるし(共感だけを求めることもある)、求めている場合にしても、自分自身で気が付くように導いた方がいい場合もある。上から目線の解決策の提示というのは、父親がやりがちなので注意した方がいい。

※役に立たないアドバイスをして、「わかっていない」と思われることもある(笑)。

否定的にならない

上から目線で、否定的になってしまう…ということもある。

自分の話を否定されて気持ちがよくなる、という人はまずいない。

そうされると、「もう話すのはやめようか…」と思うし、負けず嫌いの人であれば、「自分も相手の話を否定しよう…」と思うかもしれない。いずれにしても、否定から悪い流れができてしまう。

子供が否定的なのは…

自分が否定しがちなことを気付いていない人もいる。

もし自分の子供が、こちら(親)の言うことを否定しがちである…ということであれば、親である自分が否定しがちなのかもしれない。そんなときは、我が身を振り返ってみることが必要だろう。

わかったふりをしない

わかっていないのに、わかったふりをしてはいけない。

小さい子供になると、論理の組み立てが未熟なので、話の内容がよくわからないことがある。

そこで適当なあいづちを打って、わかったふりをすると、子供がそれを見抜くことがある。論理の組み立てが未熟であっても、「この人は実はわかっていないな…」ということはよくわかるのだ。

わかったふりというのは、「聞いていない」ということになる。

耳と「心」をかたむける

子供の話を聞くときは、耳だけではなく心も傾けたい。

これまで話を「聞く」と書いてきたが、本来であれば「聴く」が正しい。

漢字のつくりをみると、前者には「耳」が、後者には「心」があることがわかる。子供の話を聞く場合は、子供の話を「聴く」とする。単に耳を傾けるだけではなく、心も傾ける…とすればいい。

具体的には、子供の意図に沿って聴く、ということだ。心ここにあらず、ではダメだ。

話してよかった…を作る

親は子供が話してよかった…と思う対応をしなければいけない。

塩対応をして、話さなければよかった…と思われてはいけないのだ。

そのためには、これまで書いてきたことに加え、自然な笑顔で対応するとか適切な相槌を入れる、という行動が必要になる。そうすれば、それが効用になり、「また話したい」ということになる。

話に興味がないときは

子供の話に興味がない…ということもあるだろう。

そんなときは、どうしてその話を今するのだろうか…と考える。

アウトプットして気持ちを吐き出そうとしているのか、共感を求めているのか、解決策を求めているのか、単にコミュニケーションを取りたいのか…などと興味の対象を子供の行動に移せばいい。

そうすれば、話を聞くことがその謎を解き明かすヒントになるので、よく聞けるのだ。

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子供の話を聞くコツ - サマリー

まとめ

今回は、子供の話を聞くコツについて書いてみた。

今回の記事で書いたのは、

1)正しい聞く姿勢をとる、2)勝手な質問をしない、3)上から目線にならない、4)否定的にならない、5)わかったふりをしない、6)耳と「心」をかたむける、7)話してよかった…を作る、8)話に興味がないときは興味の対象を変える、の8つになる。

子供の話はきちんと聞いた方がいい。

そうしないと、冒頭で書いたように、子供は「話しても仕方がない」、「話すことで気分が悪くなる…」と思い、自分から話さなくなる可能性がある。そうなってから態度を改めても、すぐに元にもどるかどうかはわからない(おそらく時間がかかる)。

なので、最初から気を付けた方がいいのだ。

子供と会話をするたびに、「子供は自分と会話をしてよかったと思うだろうか」、「満足したか」と考えてみたい。このことは、相手が子供の場合に限ることではなく、大人の場合も同じだ。

今回の記事:「子供の話を聞くコツ8つ」