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算数の成績を上げるために必要な力(算数力)がある

自分の子供は算数ができない…と悩んでいる人はいないだろうか。

もしかすると、自分も算数や数学が嫌いでできなかったので、自分の子供がそうなってしまうのも仕方がない…と思うかもしれない。だが、それはもったいない考え方だ。(才能にかかわらず)算数に必要な能力を高めさえすれば、だれでも算数の成績を上げることができるからだ。

今回は、算数の成績を上げるために必要な力(算数力)について書いてみたい。

 

 

 

目次

 

計算力は必要条件になる

計算力は算数力の基礎になる

計算力のある子供

算数と聞くと、計算が頭に思い浮かぶかもしれないが…

算数ができる=計算ができる、ではない。「計算ができる」ということは、「算数ができる」ことの必要条件にすぎないからだ。だが、必要条件だからこそ、計算力は大事なのだ。

例えば、204÷3という単純な計算問題は“考える数学”とはいえないかもしれません。しかし、このような問題がすらすらできないようでは、“考える数学” に入っていけないことは明白です。204÷3という問題がすらすらできるようになると、もっと程度の高い問題もできやすくなります。考える数学ができるようになるためには、方程式、因数分解なども含めた計算問題がらくにできるようになっていなければならないのです。
出典:計算力は思ったより大切だ

包丁を研いでおく

「考える数学」に入るためには、計算力が必要なのだ。

計算力はツールだと考えればいいだろう。たとえば、切れ味の悪い包丁で料理をすると、イライラする、ということがあると思う。その包丁のせいで、料理自体が楽しくなくなってしまうのだ。このような事態を避けるためには、包丁を研いでおく必要があるのだ。

※計算でつまずくと、後々までひびくことになる。

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空間認識力がないと困惑する

空間認識力がないとイメージできない

次に、算数力に大事なのは、「空間認識力」だ。

空間認識力というと、三次元の立体空間…ということになるかと思うが、ここでは、図形などの二次元も含めたい。※算数では、補助線を引いて答えを出す、という問題がある。

補助線を引いて答えを出す問題の場合、適切な補助線を引けるかどうか、で解けるかどうかが決まる。そのタイプの問題に直面したとき、空間認識能力の低い子供は、途方にくれる。補助線を引いても、「あたり」がついていないので、精度が低くなるのだ。

地図を上手に書けるか…

あなたは、自宅から子供の通う小学校までの地図を上手に書けるだろうか?

空間認識能力の高い人は、上手に描けるが、低い人は、方角がでたらめだったり、距離感がバラバラだったりと、上手に描くことはできない。上手に地図を描ける人は、「あたり」がついているのだ。

※空間認識能力の高い子供は、「あたり」をつけることができる。

三次元では、平面 ⇔ 立体、という問題がある。平面から立体をイメージしたり、立体から平面をイメージする、という問題がある。※立体の展開図など。このタイプの問題を解くためには、空間認識力を使って、見えないものをイメージする必要がある。

空間認識力を高める方法は

空間認識力を高める方法にもふれておきたい。

1)右脳をきたえること ※空間認識能力は、右脳がコントロールしている。 
2)普段の姿勢をよくすること ※モノをはかるモノサシを矯正する。
出典:片づけと空間認識能力

空間認識力は、右脳がコントロールしているため、右脳をきたえることが、空間認識力を高めることになる。

右脳をきたえる方法としては、1)左手を使う、2)パズルやブロック、折り紙遊びをする、3)字や絵を描く、などがある。さらに、普段の姿勢をよくする…という方法もある。

モノサシが歪んでいたら、正確にモノをはかることができない。正確な距離感もつかめなくなってしまう…ということだ。歩くときにどちらかの肩が落ちていないだろうか?いつも、うつむき加減で歩いていないだろうか?
出典:不器用な人は「空間認識能力」を高めたい

また、片づけを通じて空間認識力を上げる、ということもできる。参考:「片づけをすれば空間認識能力が鍛えられる」※子供に合う方法を、採用すればいいだろう。

 

やってみる力があれば道が開ける

ベースに「やってみる力」が必要になる

算数力を高めるためには、「やってみる力」も必要になる。

この「やってみる力」の弱い子供は、未知の問題に直面すると、簡単につまずいてしまう。

この力が弱いと、「習っていないからわからない…」、「習っていないから、できなくて当然だよ…」という考えに支配され、取り組みを早々にやめてしまう。

逆に、「やってみる力」の強い子供は、未知の問題に直面すると、とにかく何かをやってみよう、と考える。絵を描いてみたり、補助線を引っ張ったり、(洗練された方法ではなく)力技でなんとかしようとするかもしれない。とにかく何かをやってみよう、というマインドがあるのだ。

あれこれ試すと道が開けることも…

あれこれ試しているうちに、解決の糸口が見つかる、ということは普通にある。

ブログを書くことでもそうだが、書いているうちに自然にアイデアが湧いてきて、おもしろい内容が書ける、ということがある。書き始める前から書く内容を細部までデザインして、そのとおりに書く、ということではないのだ。※やることによって、道が開けてくるのだ。

成功体験を積むことにつながる

もちろん、あれこれやっても、問題を解くことができない…ということはある。

だが、トータルで考えると、「やってみる力」の強い子供の方が、解ける問題が多くなるし、解けなくてもいい線まで迫ることのできる回数が多くなる。すなわち、成功体験が多くなる、ということだ。※子供も大人もそうだが、成功体験を積むことが大事なのだ。

成功体験が多くなれば、自分に自信を持つことができるので、臆することなくどんどん前に進むことができるだろう。そうなれば、おのずと算数力が上がり、成績は良くなるのだ。

※失敗を恐れず、チャレンジできるようになるのだ。

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算数の成績を上げるために必要な力 - サマリー

まとめ

今回は、算数の成績を上げるために必要な力(算数力)について書いてみた。

その力とは、1)計算力、2)空間認識力、3)やってみる力、の3つだ。3番目の「やってみる力」というのはとても大事で、これがないとチャレンジできないし粘れない。

親が子供に対し、「まだ習っていないから、できなくて当然だね」、「まだやらなくていいよ…」などと言っていると、この力は育たないのかもしれない。親は芽を摘まないようにしたい。

※この記事は、「算数の成績を上げるために必要な力#2」に続きます。 

今回の記事:「算数の成績を上げるために必要な力(算数力)がある」