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子供の自宅学習に音読を取り入れる

子供の自宅学習に、音読を取り入れてみてはどうだろうか。

音読には良い効果がある。大人でも音読を習慣にすることで、能力の向上が見込めるそうだ。そうであれば、子供の場合は大人よりももっと、能力の向上が見込めるのではないだろうか。

今回は、自宅学習に音読を取り入れればいい、ということを書いてみたい。

目次

音読は脳にいい

自宅学習の前に音読をする子供

音読が脳にいい、ということがわかっている。

音読をするためには、見て話さなければいけない。そして、自分の声を聞くという動作も入る。音読では、目と口と耳のすべてを使うのだ。そのため、目と口の運動になり、「入力 ⇒ 情報処理 ⇒ 出力」というプロセスが、大脳のさまざまな部分を活性化する、ということになる。音読直後では、脳の記憶容量が2~3割増える、ということがあるそうだ。
出典:頭の働きを良くする方法5つ

音読のプロセスを考えてみよう。

音読は、1)文字を目で見て口に出す、2)自分が発した声を自分で聞く、3)間違いがあれば戻って訂正する、というプロセスからなる。このプロセスでは、「目と口と耳のすべてを使う」ということになる。その結果、大脳のさまざまな部分が活性化する。

音読直後では、脳の記憶容量が2~3割増える、ということがあるそうなので、(子供の自宅学習の場合は)音読してから記憶が必要な勉強をする…という方法が有効かもしれない。

※音読を、自宅学習のウォーミングアップに使えそうだ。

子供をほめてのばす機会になる

音読は、子供をほめてのばす機会になるそうだ。

音読は、自分に見合う力のものを読む限り、読み間違うことはあっても、全く「できない」ということはない。なので、かならずできるのだ。できれば、ほめることもできる…というわけだ。

ここで大事なのは「手を止める」「すかさず褒める」ということ。

脳科学では“即時フィードバック”などと呼びますが、子供が何かをしたとき、親が間髪入れずにそれを褒めると、子供の脳は爆発的に反応し、物事に対する意欲が向上するんです。ですから勉強を始める前のウオーミングアップとして音読を活用すると、子供の脳の活性化とやる気の向上という2つの効果が得られるというわけです。
出典:脳の権威が実証! 子供の頭をよくする音読&褒めワザ

このとき大事なのは、間髪を入れずほめることだ。

たしかに、「子供がいいことをすればすぐにほめよ」ということをよく耳にする。これには根拠があるようだ。「親が間髪入れずにほめると、子供の脳は爆発的に反応し、物事に対する意欲が向上する」ということらしい。

※たしかに、大人でもほめられれば、気分が良くなりやる気が出る。

2、3分ほめが遅れると、効果がなくなるそうだ。「あれ、いいことをしてもほめられないな…がっかりだ」、「今ごろほめられても、遅いよ…」と子どもが思うからだろうか(笑)。

正確な理由はよくわからないが、ほめはタイミングが肝心だそうだ。

音読はアウトプットになる

音読は、広い意味ではアウトプットになるだろう。

音読は、自分の中にあるものを出力する、ということではないが、広い意味ではアウトプットになると思う。「声を出す」というだけでも、アウトプットには違いない。

インプットとアウトプットには、黄金比率があると思う。

インプットだけに偏ると、内にこもるようになり、アウトプットだけに偏ると、中身のない薄っぺらな人になってしまう。なので、インプットとアウトプットは、バランスが大事なのだ。

その黄金比率は、「3:7」前後だと考えている。

場合によっては、2:8や4:6でもいいのだが、いずれにしてもインプットよりアウトプットの量を多くすべきなのだ。そのためには、音読が役に立つ。スマホやPCを使う動画閲覧、テレビやラジオの視聴、読書が好き…という子供であれば、インプットに偏っている可能性がある。

その場合は、音読でバランスを取ることができるだろう。

アウトプットの練習になる

授業中指名されて、音読を求められるケースがある。

そのとき、上手く読めなかった、声が出ずボソボソになってしまった、声が震えてしまった、という経験をして、恥ずかしい思いをしたことがないだろうか。もし子供がそんな経験をして、「もう嫌だ…」と思うと、国語嫌いになったりするかもしれない。

国語はすべての教科のベースになるので、さすがにそれはまずいだろう。

そんな失敗を未然に防ぐためにも、自宅学習で音読をすることは有効だ。失敗はたくさんして、それらを糧にすればいいのだが、トラウマになってしまってはまずいのだ。

効果的な音読のやり方

最後に、音読のやり方を書いておく。

大人の場合、週3回以上、一度に800字程度の文章を音読すると能力の向上につながります。新聞の社説やコラムなら2回ですね。こうしたトレーニングを取り入れた企業では、業務のミスが導入以前より減少するという調査結果もあるんです。
出典:脳の権威が実証! 子供の頭をよくする音読&褒めワザ

音読を毎日できるのであれば、毎日すればいいと思うが、長く習慣として続けようと思えば、週3回ぐらいでいいのではないだろうか。量は大人で800字であれば、子供はそれ以下でOKだ。

音読の量は、年齢で調節すればいいだろう。

どうせ音読するのであれば、質の良い文章を読みたい。たが、ただ質の良い文章ではダメだ。子供が興味のある内容で、質が伴っていなければいけない。国語の教科書でもいいが、違うものも入れて、変化をつけた方がいいだろう。

音読は午前中にすればいい、という話があるが、学校から帰ってきて勉強を始める前(自宅学習の前)にしてもいいと思う。先にも述べたが、音読直後では脳の記憶容量が2~3割増える、ということがあるためだ。なので、音読してから記憶が必要な勉強をすれば効率がいいだろう。

※音読を、自宅学習のウォーミングアップにすればいいのだ。

まとめ

今回は、音読の効果について書いた。

子供の自宅学習に音読を取り入れる、というテーマで書いたが、書いているうちに、自分でも音読をやった方がいいのではないか…と、思うようになった(笑)。週に1,2回からはじめて、習慣になるまでトライしてみたい。※続くように、ゆるく始めればいいだろう。

あなたも、子供と一緒に音読を始めてみてはいかがでしょうか。

今回の記事:「子供の自宅学習に音読を取り入れる」