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親子の信頼関係を築くには…子供と信頼関係を築く方法5つ

子供との信頼関係について、考えたことがあるだろうか。

子供と相互の信頼関係で結ばれた方がいい…ということは、なんとなくわかる。だが、どうしてそうなのかについては、言語化して考えたことがないという人が多いと思う。

親子間の人間関係が上手くいくから…程度のやや抽象的な話になりがちだ。また、どうすれば相互の信頼関係を築くことができるのかについても、言語化して考えたことがないという人が多いと思う。

今回は、子供と信頼関係を築く方法について書いてみたい。

目次

信頼関係を築くことが大事

子供との信頼関係

子供と信頼関係を築くことは、大事なことだ。

このことは直感的にわかるが、なぜそうなのかもう少し深く考えてみよう。

信頼関係があれば、子供とのコミュニケーションが効果的になる。

そうなれば、お互いが相手の言葉を悪く誤解したり、相手の言葉に傷ついたり…ということがなくなる。また、子供の大事なことについて、親子間で話し合うことができる。親に相談しても仕方がないからしない…ということがなくなるのだ。

適応が上手く行く

さらに、親子間で相互の信頼関係が築けていると、外部の社会に対する適応が上手く行く、ということがある。

具体的には、子供が学校で孤立したり、教師や学校に対し反抗的になったり、学校で過ごすことに不安を感じたり…ということがなくなり、健全な学校生活をおくれるようになるのだ。

重要な他者との信頼関係の有無は、適応と関係がある

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子供が大事に思うことを尊重する

ここからは、子供と信頼関係を築く方法について書いてみる。

まず、子供が大事に思うことを尊重する、という姿勢を持ちたい。

子供と大人では立場が違う。また、親子といえど、興味の対象は違う…ということがある。それらの違いから、子供が大事に思うことを「たいして価値のないことだ…」と感じることがある。

たとえば、子供が熱心に何かに取り組んでいる。絵を描くことでも、何かを作ることでもいいだろう。さらに、何かを熱心に集める、ということもあるだろう。

子供が感想を求めてきたとき、つれない態度をとっていると、「あなたが大事に思うことを尊重しませんよ」というメッセージを与えることになる。これでは、信頼関係を築くことはできない。

※あなたも、自分が大事に思うことを他者に尊重してもらえれば、嬉しく感じるはずだ。

約束したら守る

子供と約束したら、守ることが大事だ。

あなたも、約束を破ったり破られたりしたことがあると思うが、約束を破った場合は、相手の自分に対する信頼が急落する。

わたしもやむにやまれない事情があり、相手に連絡を入れず、約束を破ったことがある。後日、その事情については相手も理解したが、相手の自分に対する信頼が急落したことは肌で感じた。

約束を破られたら、今度は自分の相手に対する信頼が急落する。なので、「守れない約束はしない」「守る気の薄いいい加減な約束はしない」とすることだ。

子供と約束したら、子供の期待は膨らむので、その期待を無下に潰してしまうようなことをしてはいけない。そんなことをすると、信頼関係を築くことから遠ざかってしまう。

※約束を守れない場合は、事前によく説明し納得してもらう。

謝るべきときには謝る

謝るべきときには、相手が子供であっても謝る方がいい。

自分が親や上司といった上位者になると、素直に謝る気持ちが薄くなる。

謝らなくても、(表面上は)咎められることがないためだ。だが、相手が下位者であれ、悪いことをしたと思ったときは、素直に謝った方がいい。

たとえば、自分が子供とした約束を守れないときは、謝った方がいい。

言い訳しようと思えばいくらでもできると思うが、相手(子供)が聞きたいのは、理由と謝罪の言葉だろう。仕方がないとして間違いを認めず謝罪をしない、という態度は、信頼関係を築く上で障害になるだろう。

※間違いをごまかしたり、認めないという態度は、不誠実な態度になる。

子供の話を聴く

子供の話を聴くことは、基本中の基本だ。

この記事で、「子供の話を聞くことで、子供との信頼関係を築きやすくなる」と書いた。

これは、極めて常識的な話だ。人は、自分の話を聞かない人に対し信頼感を抱くということはない。だが、話を聴いたからといって、即、信頼関係ができるかといえば、そうでもない(笑)。なので、人の話を聴くことは、相手の信頼を得るための必要条件だ、としておけばいい。

※子供の話を聴くときは、表情などボディランゲージも重要になる。

子供に期待する

子供に期待することも、重要なことだ。

ピグマリオン効果(教師期待効果)というものがある。

親が子供に対し、適切な期待をすると、子供のパフォーマンスが上がる…という効果のことだ。たしかに、教師から期待されれば、その教師に対する好感度や信頼度が高くなり、やる気も出る。

一方、「人を泥棒と呼べば、彼は盗むだろう」という格言があるように、教師が全く期待しなかったり、悪い方に期待すると、その教師に対する好感度や信頼度は地に落ちる。親でも同じことだ。

※子供に期待することも、必要条件になる。

まとめ

今回は、子供と信頼関係を築く方法について書いてみた。

今回の記事で書いたのは、1)子供が大事に思うことを尊重する、2)約束したら守る、3)謝るべきときには謝る、4)子供の話を聴く、5)子供に期待する、の5つだ。

この話に、これをやれば十分だ…というものはない。

なので、ある程度五角形のバランスをとる必要がありそうだ(五角形を大きくする必要がある)。その上で、自分がやりやすいものを伸ばす、という方針でいいだろう。

今回の記事:「子供と信頼関係を築く方法5つ」