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RISU算数(リス)の効果は?実際に体験した感想を書く

前回の記事「RISU算数は高い?評判・口コミを紹介します」の続きを書いてみたい。

前回は、この学習サービスの気になる点と大事な実力テストについて書いた。

追加料金の仕組みについては、事前にキチンと理解しておく必要がある。この理解がないと、実際に料金を請求されたときに不満を感じることになるかもしれない。また、実力テストは大事だ。前回の記事で書いた注意点に留意してほしい。

※さらに、クーポンコードを利用した「お試しキャンペーン」への申し込みについても前回の記事の最後に書いた。RISU算数の利用を考えている方は、見逃さないようにしてほしい。

今回は、RISU算数を実際に体験した感想を主に書いてみたい。

目次

食いつきがいい

RISU算数に取り組む小学生のイメージ

RISUに対する子供の食いつきはいい。

紙ベースのドリルよりは、はるかに食いつきがいい。

タブレット学習自体が初めてで新鮮である、ということと、RISUのインターフェースが優れており、低学年の子供でも直感的に操作を理解することができる、という理由があると思う。

※画像はイメージです。

ステージ問題

RISUでは、ステージ問題を解くことが主になる。

前の記事にも書いたが、

ステージは、1~6年生まで、合計で94ステージある。1ステージには、約75~100問の問題がある。各ステージの最終の問題が達成テストになっており、そのクリアで「達成」ということになる。

そのステージが実力に見合っており、やる気があれば、3日程度でクリアできるようだ。

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仮想世界の上にステージがある

RISU算数の仮想世界

RISUでは、仮想世界の上に各ステージが大体左から右の順で配置されている。

好きなステージを選べるのだが(すでにクリアしたステージを選ぶこともできる)、Aというステージをクリアしなければ、Bというステージにいけない、という関係性があることもある。

クリアしなければ、次のステージが見えない、ということもあるようだ。

解説とヒントがある

ステージ問題には、解説とヒントがある。

各ステージにステージ用の解説があり、各問題に対してヒントがある(ただし、ヒントはないこともある)。解説はアニメーション動画を利用している。動画で解説できる、というのは、タブレット学習ならではだろう。

解説やヒントを見ても答えがわからない、というケースがある。そんなときは、問題を途中でやめて、自由にステージを変えることができる(そのステージの問題をやり切る必要はない)。

予習・復習ができる

RISUがあれば、予習と復習ができる。

先取り学習をすれば予習になる。クリアしたステージの問題をやれば復習になる。

※学習システムが自動で復習問題を用意してくれることもある。

子供に先取り学習をするマインドがあるのかな…と思っていたのだが、あるようだ。

学校で習っていなくても、取り組もうとする姿勢はある。ただ、予習の場合、解説やヒントを見ても、子供が理解できないケースがある。そんなときは、親がサポートする必要があるだろう。

効果的な復習ができる

復習の大切さについては、以下の記事で書いた。

勉強では復習が大事|復習の効果的な方法とは

RISUには忘却曲線に基づく復習の仕組みがあるので、システムに任せておけばいいのかもしれないが、親(もしくは子供自身)が、独自の復習のプログラムを作り行う、ということも可能だ。

※算数検定を受験するというパスもある。算数検定の合格を目標にすることはいいことだ。(RISUの負担により)受験費用が無料になるケースもあるので、確認してみよう。

算数検定マスター判定 - 数学・算数検定協会×RISU算数

かさばらないのがいい

タブレット学習全般に言えることだと思うが、かさばらないのがいい。

紙ベースのドリルがたくさんあるが、たまるとかさばっていろいろ大変になる。

整理や管理するのが大変で、どこまで進んでいるのか、ということがわからなくなる。また、やり終えたものと仕掛かり中のものの峻別もつかない。さらに、復習をする機会もほとんどない。

これらの問題は、RISUを使うことでかなり解決するだろう。

 

気になる点

操作上でやや気になる点

たいしたことではないが、操作上でやや気になる点がある。

ステージを変えようとしたときに、仮想世界の俯瞰図に戻るのだが、左上を起点にして戻る。

なので、もとのステージ付近にもどるためには、右にスクロールしなければいけない。ちょっとした手間なので、気にならない人も多いと思うが、変更の要望が多ければ仕様が変わるだろう。

子供が絵を描いて遊ぶ

RISUでは、画面に途中の計算などを書くことができる。

その機能を悪用して(?)、子供を絵を描いて遊ぶことがある(笑)。

集中力が切れたり、問題がわからないときにそうするようだ。ある種のストレス解消だろう。紙ベースのドリルでも同じことをするので、タブレット学習のデメリット、ということではない。

この落書きについては、落書きを一瞬で消せるタブレット学習が勝るだろう。紙ベースのドリルで落書きをされると、容易に消せないので大変だ(親の方も落書きをされるとイライラする)。

習慣にできるかどうか

RISUによる学習を習慣にできるかどうか、これが大きな問題だ。

取り組み始めた当初は、子供のモチベーションが高い。だが、初期の高いモチベーションを保つことはむずかしい。

RISUサイドも、このことは十分に承知しているのだろう。やる気が低下して学習をやめてしまわないように、せんせい動画の配信などを行い、やる気の低下を防ごうとしている。

※鍵やポイントというやる気を維持する仕組みもある。

また、親に向けてのメール配信などもある。

この学習を(学校の宿題をこなすように)習慣にするためには、親の適切な関与が必要になる。RISUからのアドバイスを素直に受け入れて実行してみることが大事だ。

 

こうすればより効果的に

せんせいがより身近になれば…

最後に、こうすればより効果的になる・おもしろくなる、という点を少し書いてみたい。

今、せんせい動画の話をしたが、その中で子供の名前を呼ぶ、動画を通じて(問題の解説だけではなく)算数のおもしろさを伝える、ということがあればいいと思う。

ドラゴン桜という漫画がある。この漫画に出てくる先生の話を聞くと(読むと)、不思議なもので「もしかして勉強っておもしろいものでは…」という気がしてくる。そういう学問や学習に対する本質的/実践的な話があればおもしろい。

チューターを自分で選べてもおもしろいだろう。自分のお気に入りの先生に教えてもらえば、モチベーションが上がると思う。先生との心理的な距離が近くなるのではないだろうか。

タイマーと実績の可視化

タイマーがあれば、締め切り効果が使えるので学習がはかどる可能性がある(メリハリがつく)。

スマホなどで測ってもいいのだが、ビルトインでそういう機能があれば便利だ。

※達成テストには実装されている。

また、学習実績を可視化できるとおもしろい。

日、週、月単位で学習実績をグラフで見ることができればたのしい。RISUの中で学習計画を立てることができ、それと実績の差をグラフで見ることができてもおもしろい。そうすれば、自分の学習ペースを把握することができ、適切な学習プランを作ることができるだろう。

 

効果は?体験した感想 - サマリー

まとめ

3回にわたり、RISU算数について書いてみた。

もともとタブレット学習に興味があり、どんなものかと思い親子で体験してみた。

その感想は、よくできているしおもしろい。使い方を間違えなければ、学力の向上に資するだろう、というものだ。RISU算数には、紙の教材にはないおもしろさがある。紙の教材で勉強し、気分を変えるためにRISU算数を使う、隙間時間にRISU算数を使う、という使い方もできそうだ。

ダメな使い方は、紙の教材でも同じだが、途中でやめてしまう…ということだ。

RISU算数には、子供の興味をつなぐ仕組みもあるのだが、それに頼るだけではなく、(勉強の習慣がない子供の場合は)親が利用を促す、ということも必要になると思う。

※適切な親の関与が必要になるだろう。

サービスを購入する場合は、何でもそうだが、事前にサービスの内容をよく理解する、利点と気になる点をよく理解する、ということが必要だ。今回の一連の記事がその一助になれば…と願う。

本シリーズの最初から読む:「RISU算数を体験してみた|口コミによる評判など

今回の記事:「RISU算数を体験した感想を書く」