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子供をのびのび育てる|具体的にどうすればいいのか

子供をのびのび育てたい、と考える親御さんは多いだろう。

でも、具体的にどうすればいいのか…ということがよくわからない。

のびのびだから、できるだけ干渉をやめればいいのか…、でも、ダメなことはダメだと言わなければいけないし、躾(しつけ)もきちんとする必要があるし…ということで、よくわからなくなってくる。子育てには数学的な正解がないので、そうなるのは当然のことだ。

今回は、子供をのびのび育てることについて書いてみたい。

 

子供をのびのび育てる

のびのび育てるとは

 

子供の自然な成長を妨げないようにして育てる、ということだ。

だから、(放任とのびのびは違うとされるが)放任と重なる部分がある。

放任と違う点のひとつは、子供が学びたいことを適切なタイミングで教える、ということだ。

たとえば、幼児期の子供は正しい動き方を学ぼうとしているので、それをその時期にきちんと教えなければいけない。幼児期に正しい箸の持ち方を教えるのは押しつけだ、と思うかもしれないが、実際に教えてみると嫌がらずに素直に挑戦したりする。

実は、幼児期の子供には、正しい箸の持ち方を学びたいという欲求があるのだ。

※箸の持ち方など自然に覚えるから放っておけ…は、放任になる。

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のびのび育てる方法は

基本をしっかり教える

子供には基本をしっかり教えたい。

今述べた正しい箸の持ち方教える、ということも、基本を教えることになる。

あいさつをする、人の話を聴く、宿題をする、不要な間食をしない、歯をきっちり磨く、早寝早起きをする、自分のことだけではなく相手のことも考える、自分や他人を傷つけない…など、ほかにもあると思うが、基本が身に付けば芯が通る。

芯が通ればのびのび振舞っても、秩序がない<でたらめな感じ>にはならない。

※でたらめな感じになると、躾ができていない…という悪評価になるだろう。

子供の興味に関心を持つ

子供の行動に注意を払い、子供の興味に関心を寄せる。

永田さんは、「マンボウ」を見に行ける機会があるかもしれないと考え、農学部の水産学科へ進学した。大学卒業後は大学院へ進み、最終的には農学博士になっている。永田さんは、図鑑を見たことがきっかけで進路を決めたわけだが、そのことは永田さんにとっていいことだったのだろうと思う。
出典:図鑑には効果がある|子供に図鑑を読ませた方がいい

図鑑を見てマンボウに興味を持ち、将来が決まった、という人の話だ。

何がきっかけで将来が決まるか、なんてことはわからない。だから、子供には多くの機会を与え、何に興味を示すのか観察する。そして、親は子供が興味を持つ対象を肯定し、興味を支持すればいいのだ。

※親の好みや固定観念で、子供が興味を示すことを否定することのないようにしたい。

子供の特長を伸ばす

親は子供の特長を伸ばすようにしたい。

割合は少ないと思うが、子供の得意なことをくさす親がいる。

 

 

 

子供が学業やスポーツでいい結果を残しても、「大したことはない」、「まだお前より上がいるではないか…」という具合だ。こんな風に親に言われると、子供はやる気を失う。自分の特長を評価されなければ、その低評価に抗議するかのごとく子供は低迷するだろう

子供の特長は素直にほめて、どんどん伸ばすようにしなければいけない。

子供を信用・信頼する

子供が「できる」と言うのであれば、信用して任せてみればいい。

小学4年生のときだったと思う。

4人ぐらいのグループで、近くの山へ昆虫を採りに行こう…という話になった。

※近所の低い山のすそ野へ行こうとした。

自分たちは楽勝だと思っていたが、ひとりの子の親が「子供たちだけで山に行くことは絶対だめ」と猛反対した。今であれば普通の感覚だろうが、当時の感覚からすれば過保護だった。その子は、秀才ではあったが、おどおどして自分に自信がない…という感じの子供だった。

子供を信用して任せないと、自信というものは育たないのだろうと思う。

子供に選択させる

習い事や進学先については、子供に選択させる。

もちろん、小学校低学年までは、親が決めてもいいだろう。

その先は、成長の度合いに応じて子供に選択させればいい。自分が決めたのであれば、自分で責任を負うことになる。その責任をどう感じるか、どう受け入れるのか…ということは、実際に責任を負わなければわからないことだ。

たとえば、進学先を自分で決めるときは、さまざまな情報を集めて比較・検討し、自分と向き合い結論を出す、という作業が必要になる。この作業を通じ、子供の自主性や主体性が育つ、ということだ。

親が決めてしまえば、子供が育つ機会を取り上げてしまう、ということになる。

親が我慢・自制する

 

親はつい、子供のやることに手や口を出してしまう。

たとえば、幼児が上手く靴をはけない…という状況で、じっと待てるだろうか。

失敗するとわかっていて、口を出さずに我慢する…ということができるだろうか。なかなかむずかしいと思う。子供が進む道に石ころがあれば、それを取り除いてやりたい…というのが親心だと思う。

だが、師子のように千尋の谷に突き落とすまでいかなくても、失敗を経験させる必要はある。

親が常にお膳立てするようでは、鍛えが入らず、本当の<のびのび>にはならないだろう。

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子供をのびのび育てる - サマリー

まとめ

今回は、子供をのびのび育てることについて書いてみた。

のびのび育てる、と簡単に言ってもわかりずらいので、少し具体的にしてみた。

その方法だが、1)基本をしっかり教える、2)子供の興味に関心を持つ、3)子供の特長を伸ばす、4)子供を信用・信頼する、5)子供に選択させる、6)親が我慢・自制する、の6つになる。

まずは、基本をしっかり教えることが大事だ。

基本を教えることは型にはめることで、のびのびとは違う…と思うかもしれない。だが、型にはまらないのびのびは、型破りではなく形無しになる。秩序がなくだらしない感じになり、躾ができていない、という悪評価になる。

あなたは、自分の子供の特長を理解しているだろうか。

子供は自分の特長を理解していないこともあるので、親がその特長をほめればいい。そうすれば、「これが自分の強みなんだ…」ということを、自分で理解するようになる。あなたも、他者に指摘されて自分の特長に気付く、という経験をしているはずだ。

子育てでは、親の能力が問われる、ということがよくわかると思う。

今回の記事:「子供をのびのび育てる」