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後悔しないための子育てブログ

後から「しまった!」のない育児をしたい

子どもに対する言い換えには効果がある

よく子どもに対して、「言い換え」をした方がいいということを耳にする。

ということは、(裏を返せば)何も考えずに子どもと接すると、子どもに対して好ましくない言い方をしていることがある、ということだ。ではなぜ、子どもに対して好ましくない言い方をしてしまうのか…と考えると、「親が自分本位の楽な姿勢で、子どもに対して声かけをしているから」という理由が頭に浮かぶ。自分が親に言われたことを、そのまま子供に言うケースもあるだろう。

今回は、子供に対する言い換えの問題について書いてみたい。

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 目次

 楽をすると好ましくない言い方になる

考えてみれば、相手に気配りせずに、自分本位で話すのは楽だ。

言いたいことや頭に浮かんだことを、そのまま口に出して言えばいいだけだからだ。相手がその言葉をどのように解釈するのか、受け止めるのか…などについて、深く考える必要がない。

コミュニケーション能力が低く、相手の気持ちを察することが苦手な人は、子どもに対して、自分本位の姿勢で声をかけていると思う(声かけ自体の量も少ないと思う)。これはある意味やむを得ない。だが、普段職場などでは相手に気を配る人でも、自分の子どもに対しては、無頓着になっている可能性がある。これはもったいない話だ。

ここでは、親が(子どもとのコミュニケーションにおいて)楽な方に流れてしまうから、子どもに対して好ましくない言い方をしてしまうことがある…という結論にしておく。※親のコミュニケーション能力が低いことも、理由になり得る。

では親は子どもに対して、どのような「好ましくない言い方」をしているのだろうか?そして、その言い方を改めるとすれば、どのような言い方にすればいいのだろうか?

 勉強しなさい

まずは、(ダメな?)親の定番のフレーズである「勉強しなさい」だ。

「勉強しなさい」がダメなことはわかっている。親であっても、自分の子供のころを思い出せば、納得するだろう。では「勉強しなさい」は、どのように言い換えればいいのだろうか?

※勉強しなさい、と言われたことのないあなたは、ラッキーだ。

上から目線の命令形をやめて、「一緒に勉強しない?」、「算数で遊ばない?」、「ドリルで遊ばない?」などと言い換えるのが、良いのではないだろうか。この言い方であれば、子どもの自律性を侵害することはない。また、子どもに「勉強≒遊び」というイメージを持たせることができる。「勉強=嫌なモノ」ではなく、勉強に対するハードルを低くすることができるのだ。

その誘いに乗ってくれば良し、子どもが「しない」と答えても、しつこく誘ったり、無理強いをしてはいけない。子どもが「しない」と言うのであれば、その意思を尊重して、一旦引き下がろう。あえてスッと譲歩し、子どもに対して、「あなたの意思を尊重します」というメッセージを送るのだ。

そのとき、子どもが(あなたのメッセージを受け取って)「自分の意思が尊重されている」と感じれば、次の誘いには乗ってくるかもしれない。親子の信頼関係が、それなりにできるためだ。

 早くしなさい

「早くしなさい」というフレーズもよく使うだろう。

これは、どこかに出かけるときであれば、子どもに対し、「~に行くから、あと10分ぐらいで出かけるよ」とあらかじめ声をかけておく。そうすると、子どもは、「そうか、あと10分で出かけるんだな」と心の準備ができる。そして、子どもなりに、その時間に合わせて、出かける準備をしようとするだろう。

どのように動くか、自分の頭で考えさせ、自ら行動させることが大事なのだ。※子どもが、「自分で意思&行動の決定をした」と思うことが大事。

遊びをなかなかやめようとしないときなどに、「あと10数える間に終わらせてね」という声かけも、有効だと思う。時間は10分よりかなり短いが、上で述べたことと同じ効果が期待できる。

 キチンとしなさい

「キチンとしなさい」、「ちゃんとしなさい」というフレーズも使うと思う。

これらは、「しなさい系」ではあるが、「勉強しなさい」、「早くしなさい」とは、やや毛色が異なる。これらは、極めて抽象的なフレーズなのだ。「キチンとしなさい」と言われた子どもは、具体的に何をどうすればいいのかよくわからない。わかるのは、ママが自分のことでイライラしているということだけだ。これでは、まともなコミュニケーションとは言えない。

相手に伝わらない一方通行のコミュニケーションは、まともなそれではないのだ。私は子どもの脳の発達と親子の(まともな)コミュニケーションの量の間には、高い相関があると考えている。親が子どもと適切なコミュニケーションをたくさん取った場合は、子どもの脳がどんどん発達するということだ。

まともなコミュニケーションの量を増やすためには、無駄なコミュニケーションをまともなそれに置き換えなければいけない。子どもと無駄なコミュニケーションをいくら取っても、無駄どころか(まともなコミュニケーションの機会を奪うことになるので)マイナスになるのだ。

したがって、抽象的な指示はNGだ。

抽象的な指示は、具体的な指示に置き換えたい。たとえば、子どもの食事のマナーが悪いときは、「キチンとしなさい」ではなく、具体的に改善の指示をする。(マナー違反になるから)「肘はつかないでね」、「左手はテーブルの上に置いてね」という具合だ。

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 「○○しなさい」はやめる

「○○しなさい」は、使わないようにしたい。

大人でもそうだと思うが、(マニアックな人を除けば)「○○しなさい」と言われてうれしい人はいない。そこには、「あなたの意思は尊重しません」という裏のメッセージがあるからだ。

そう言われたら、「自分の意思を尊重しない人の言うことなんか、聞いてやるものか!」と思うのが普通ではないだろうか?自分の自律性を侵害されたとき、反発したくなるのは当たり前のことなのだ。なので相手が子どもと言えど、そのような言い方で、自律性を侵害してはいけない。

 まとめ

「子どもに対する言い換えには効果がある」というテーマで記事を書いている。

今回述べたのは、1)勉強しなさい、2)早くしなさい、3)キチンとしなさい、の3つだ。

いわゆる「しなさい系」だが、これはやめた方がいい

繰り返しになるが、子どもの自律性を侵害することになるためだ。自律性を侵害されて、やる気が出る・やる気になる、という人はいない。これは、子どもに限らず大人でも同じことだ。

この話題は、次回に続きます。