後悔しないための子育てブログ

後から「しまった!」のない育児をしたい

子どもに本当の睡眠学習をさせればいい

子どもの頃だが、「睡眠学習」に興味を持ったことがある。

睡眠学習とは、簡単にいえば、記憶したいことをテープに録音しておき、寝るときに再生する(再生しながら寝る)というものだったと思う。睡眠学習用の専用機器の広告を見て、カタログを取り寄せたことを覚えている。親に買ってくれと頼んだが、親は効果に疑問を持ったことと、睡眠の妨げになって健康に悪いのではないか…という危惧から、それを買うことはなかった。

今から思えば、賢明な判断だったと思う(機材はかなり高価なものだった)。今回は、上記睡眠学習ではなく、本当に効果が確認されている睡眠学習について書いてみたい。

スポンサーリンク
?

 

目次

脳を休ませる

f:id:thanxalot:20171214141526p:plain

睡眠で脳を休ませる必要がある。

勉強時間が長くなると、脳は消耗し疲弊する。そのため、勉強の効率が悪くなってしまうのだ(費やした時間に対する、リターンが小さくなる)。休憩をはさみながら勉強することで、ある程度効率を維持することは可能だが、それにも限界はある。睡眠時間を削って勉強する、ということは、美徳でもなんでもなく、マイナスに作用する、と考えた方がいい

子どもの適切な睡眠時間だが、現在推奨されている睡眠時間は、以下のとおりだ。

・未就学児(3~5歳): 10~13時間(以前のデータでは11~13時間)
・就学児(6~13歳): 9~11時間(以前のデータでは10~11時間)
ティーンエージャー(14~17歳): 8~10時間(以前のデータでは8.5~9.5時間)
出典:眠れていますか? 各年齢別のベストな「睡眠時間」がありました

※アメリカでの研究による。

90分のサイクルで、起床時間を考えれば、スッキリとした目覚めになる、という説がある(眠りの浅いレム睡眠時に起床できるため)。この説にしたがうと、子どもには9時間程度(就学児の場合は、10.5時間もあり)の睡眠がいいのかもしれない。

ティーンエージャーだと、ぎりぎり7.5時間もありかもしれないが、それ未満にはしない方がいい。大学受験の勉強をするときも、7.5時間は睡眠時間を確保したい。それ未満になると、健康面などで裏目に出ることがある。

睡眠には、学習内容を整理&定着させる働きがある

睡眠には、学習内容を整理&定着させる働きがあることがわかっている。

学習内容を整理する

睡眠中に脳は、学習内容を整理している。

睡眠中にみる夢が、支離滅裂ででたらめなのは、情報を整理している過程を映像化するためだ、とする説があるらしい。たしかに、部屋の片づけをしようと、収納されているすべてのモノを引っ張り出すと、滅茶苦茶に散らかるだろう。もしかすると夢は、そのプロセスを映像化しているのかもしれない。

それはともかくとして、脳が睡眠中に、学習内容を整理しているのは事実だろう。PCで言えば、「デフラグ」の実行だ。それは、記憶を定着させるために必要な処理なのだ。

※学習内容が整理されれば、それらにアクセスしやすくなり、活用しやすくなる。

学習内容を定着させる

睡眠中に脳は、学習内容を定着させている。

ある実験により、就寝前に働いていた脳の場所が、就寝後にも同様に働くことがわかっている。つまり、就寝前に記憶作業を行うと、就寝後も記憶をつかさどる海馬などが働く、ということになる。※テストにおいても、睡眠をはさんだ方が、正答率が高い、という結果になるそうだ。

学習後、すぐに寝る

睡眠の力を有効に使うためには、学習後、すぐに寝ることが必要だ。

上で述べたように、就寝前に働いていた脳の場所が、就寝後も同様に働く。したがって、学習をした後、テレビをみたり、スマホをいじったり…という活動をしない方がいい。それらの活動は、夕食後の(満腹で)頭が働かない時間帯にさせればいいだろう。

寝る前の学習だが、記憶作業がいいとされている

勉強ならやはり記憶を要する科目が向いていると思います。地理や歴史、生物、あるいは英単語などがおすすめです。あまり論理的な思考が必要な勉強をすると、かえって目がさえて眠れなくなることもあります。覚えたら、忘れないうちに寝る。これが鉄則です
出典:「寝る前1時間」は勉強のゴールデンアワー

睡眠により、記憶したことの定着が期待できるからだ。

ただし、寝るまでに忘れてしまっては意味がない(ないものは定着しない)。なので、「覚えたら(忘れないうちに)すぐに寝る」ことが大事になる。

スポンサーリンク
?

 

深い眠りをとることができるようにする

睡眠の力を利用するためには、十分に寝なければいけない。

上の「脳を休ませる」でも述べたが、就学児(6~13歳)であれば、最低でも9時間の睡眠が必要だ。高校、大学の受験期と重なる、ティーンエージャー(14~17歳)でも、最低8時間は寝る必要がある(高校生はぎりぎり7.5時間もありかもしれない)。※それ以上勉強のために睡眠時間を削ることは、マイナスに働く可能性が高い。

学習内容の整理&定着作業は、眠りの浅いレム睡眠時ではなく、深いノンレム睡眠時に起こるそうだ。したがって、深い眠りを取れるようにしておくことが大事になる。具体的には、1)早起きして朝日を浴びる、2)寝る前に間食をしない、3)日中に運動する、などだ。

成績の良い子どもは、生活習慣がしっかりしている、と言われる。

生活習慣と成績が、因果関係にあるかどうかはわからないが、今回の話からも、日々の生活習慣自体が大事であることが、よくわかるはずだ。

まとめ

今回は、子どもに本当の睡眠学習をさせればいい、というテーマで書いた。

睡眠中に脳は、学習内容を整理し定着させている。なので、睡眠の力を有効に使うためには、寝る前に記憶作業を伴う学習を行い、テレビをみたりスマホをいじったり…という作業をせずに、そのまま寝ることだ。また、睡眠時間はしっかり確保したい。睡眠時間を削って勉強する…というのは悪手だ。※効果の薄い勉強になる可能性が高い。