子供の話を聞くメリット6つ|子供の話を聞く方がいい
子供が話しかけてくることがあると思う。
そんなとき、子供の話をキチンと聞いているだろうか。
時間があれば聞くけれど、忙しいときは聞けない…というママが多いのではないだろうか。いちいち子供の話を聞いていると、作業が滞ってしまう…という気持ちはわかる。
家事や仕事などの作業を優先すれば、当然そういうことになるだろう。だが、子供の話を聞くことを優先すること(そういうマインド)も必要だと思う。
今回は、子供の話を聞くメリットについて書いてみたい。
目次
- 目次
- 子供の話を聞いているだろうか
- 聞かないデメリットを回避できる
- 子供のことがわかる
- 信頼関係を築きやすくなる
- アウトプットの機会を与えることになる
- 自分のコミュニケーション能力が上がる
- 親の愛情が子供に伝わる
- 子供の話を聞くメリット - サマリー
子供の話を聞いているだろうか
あなたは、子供の話をキチンと聞いているだろうか。
家事に追われ、子供の話をキチンと聞く暇がない…というママも多いと思う。
子供は親の都合はあまり考えず、自分が話したいときに話しかけてくるので、「忙しいときに話しかけてくる…」と感じるママも多いのではないだろうか。
幼稚園生ぐらいだと、話しかけてきているが、なかなか言葉が続かずモタモタする…というケースがある。また、意味を成さないというケースもあるだろう。そんなときに、スルーしたり、「今忙しいからあとでね」としていないだろうか。
※子供の話をキチンと聞くことは、簡単なことではない。
聞かないデメリットを回避できる
子供の話を聞けば、話を聞かないデメリットを回避できる。
相手がこちらの話を聞いてくれなければ、「この人は自分の話に興味がないのだな」、「自分に対し興味がないのだな」、「自分はこの人にリスペクトされていない」、などと感じる。
自分は大切にされていないと感じ、自己肯定感を低下させることになるだろう。
また、相手がこちらの話を聞いてくれなければ、相手に対する印象が悪くなる。「こちらの話を聞かないのであれば、そちらの話も聞かないよ」、「無視するなら無視するよ」となるだろう。
コミュニケーションにおける作用・反作用の関係を考えれば、当然のことだ。親子関係であれば、親子間で信頼関係を築けず、子供が親に対し話をしない…という状態になるだろう。
※話をキチンと聞けば、これらのデメリットを回避できるのだ。
子供のことがわかる
子供の話をキチンと聞くことで、子供のことがわかる。
まず、子供が幼稚園や小学校など、親の目の届かないところで何をしているのか…ということがわかる。子供の様子がわかる、ということだ。さらに、何に興味があるのか、どういう視点や切り口を持っているのか、何を優先するのか、ということもわかる。
使う語句から今現在の(語句に関する)知識もわかるし、話の組み立て、接続詞の使い方などから、論理的な思考ができているかどうかもわかる。
さらに、話すときの話し方やボディーランゲージなどから、コミュニケーション能力についてもわかる。声の大きさ、抑揚、言葉の流れ方・詰まり方、目を合わせるのかどうか、どこで目線を切るのか…などから、わかるのだ。
※親の感度が高ければ、いろいろな情報を得ることができる。
信頼関係を築きやすくなる
子供の話を聞くことで、子供との信頼関係を築きやすくなる。
先に、相手がこちらの話を聞いてくれなければ、相手に対する印象が悪くなる、と書いた。
これは、子供に限ることではない。ビジネスでも、「相手はこちらの話をまともに聞く気がないな…」と感じると、その相手との信頼関係はできない。
ただし、子供の話を聞くだけで信頼関係ができる、というつもりはない。
(親が)嫌だと感じる話・報告に眉をひそめたり、不快そうな表情、イラついた表情を子供に見せるのであれば、話を聞いても子供との信頼関係はできないだろう。
※親の話の聞き方、その際のボディランゲージが大事になる。
アウトプットの機会を与えることになる
子供の話を聞くことは、子供にアウトプットの機会を与えることである。
子供に話をさせることになるので、そうなるのだ。
口から言葉を出して話をする、ということは、アウトプットだ。この機会を多く持てば持つほど、アウトプットがいろいろな意味で洗練されてくる。そのうち、相手に(より効果的に)伝えるためにはどう言えばいいのか…ということも、自分で考えるようになるだろう。
こういう言い方をしたら、相手に伝わらなかった。逆に、こういう言い方をしたら、相手に伝わった…という両方の経験を積み重ねることで、いろいろわかってくるのだ。
※同じ話でも、相手により言葉を変えた方がいい、ということも学ぶだろう。
自分のコミュニケーション能力が上がる
自分(親自身)のコミュニケーション能力が上がる、ということがある。
聞くスキルを上げることができるためだ。
わかりやすいのが、忍耐力だ。相手の話を聞くためには、忍耐力が必要だ。自分が話したい気持ちを抑える必要があるし、自分には重要ではないと思う話でも聞く必要があるためだ。
子供の話は、とりとめのない話も多いし、自分が関心のない話もある。
親にはわかりきっている話もあるだろう。それでも、子供にキチンと向き合って話をすれば(話を聞けば)、自然と会話における忍耐力というものが身につく。
※コミュニケーションにおいて大事な「傾聴力」が上がる。
親の愛情が子供に伝わる
子供の話をキチンと聞くことで、親の愛情が子供に伝わる。
子供の話をキチンと聞くことで、子供は「この人は自分の話に関心・興味がある」、「自分に対し関心・興味がある」、「自分の話は受け入れられている」、「自分は受け入れられている」、「尊重されている」、ひいては「愛されている」と感じるのだ。
自分の話をキチンと聞いてもらえることで、子供は安心するし、親の愛情を感じることができるのだ。
親である自分の子供に対する愛情を表現することは大事なことだ、愛する気持ちを伝えることは大事なことだ…と考えている人は多いと思う。そうであれば、子供の話を聞くことによりすればいいのだ。
※親の愛情を受けて育った子供は、自己を肯定し自信を持っている。
子供の話を聞くメリット - サマリー
まとめ
今回は、子供の話を聞くメリットについて書いてみた。
今回の記事で書いたのは、1)聞かないデメリットを回避できる、2)子供のことがわかる、3)信頼関係を築きやすくなる、4)アウトプットの機会を与えることになる、5)自分のコミュニケーション能力が上がる、6)親の愛情が子供に伝わる、の6つだ。
子供の話を聞いた方がいい、ということがわかると思うが、聞くときはキチンと聞かないと効果が薄い。具体的には、体全体を子供の方に向け目を合わせて聞く、表情豊かにあいづちを入れながら聞く、ボディランゲージも含め否定しない、などの寄り添う傾聴が必要になるだろう。
今回の記事:「子供の話を聞くメリット6つ|子供の話を聞く方がいい」