勉強のスランプを克服する方法5つ
勉強をしているが、結果が伴わない…ということがある。
そんなときは、スランプだ…と感じるだろう。
勉強にスランプがあるのは当たり前のことで、それほど気に病むことはない。だが、そこから深みにはまることがあるので、克服する(脱出する)方法については、知っておいた方がいいだろう。
今回は、勉強のスランプを克服する方法について書いてみたい。
スランプだと思う
努力しているのに思うような結果が出ない…というときにスランプだと思う。
普通に考えれば、努力すれば相応のいい結果が出るだろうと思う。だが実際は、努力しても結果につながらない(努力しない場合とさほど変わらない)、逆に結果が悪くなるという場合すらある。
たとえば、ブログの記事をコツコツ書いていれば、PVが記事数に応じて上昇するだろう…と思う。だが実際は、書いても書いてもPVが上がらない、むしろ下がってしまう…という場合がある。
この期待と現実のギャップがメンタルに悪い影響を及ぼし、スランプ感が深まる。
大事なことは…
スランプを克服する上で大事なことは、「下振れを抑える」ということだ。
※悪影響をできるだけカットする…ということ。
自分が悪いと思う時間を長く過ごすと消耗する。ストレスと向かい合うことに大量のリソースとエネルギーを使うことになり、モチベーションも低下する。平たく言えば、勉強をやる気がなくなるのだ。
だから、(下振れを抑え)スランプの深化・長期化を避けなければいけない。
スランプを克服する方法は
当然だと考える
スランプがあるのは当たり前・当然のことだ、と考える。
階段に踊り場があるように、そういうものがあるのは当然のことなのだ。
試行錯誤という言葉がある(努力には「試行錯誤」という面がある)。試行は試みで錯誤は誤まりだが、試みと誤りはセットになっている。つまり、試せば間違うのだ。試す回数が多くなると、間違いもそれに連れて多くなる。そう考えればいい。
階段を上っているから踊り場があるのだ、と気楽に考えた方がいいだろう。
※努力していなければ、平坦か下り坂のみで踊り場はない。
努力と結果の関係を
努力と結果の関係を理解しておきたい。
先に、普通に考えれば、努力すれば相応のいい結果が出るだろうと思う、と書いた。
だが直感に反し、短期的・中期的には「間違い」になることがある。
努力が報われるのは、努力の総量が閾値を超えてからだ。
それまでは、(いくら努力しても)海をスコップひとつで埋め立てるような無力感を感じることになる。つまり、こんなことをしていても、意味がないのではないか…と思うことは、至極当然のことなのだ。
出典:スランプから抜け出す本質的な方法6つ
正しい努力をしても、必ずしもすぐに結果にあらわれる、ということではない。
ブログでも、ある程度の結果を出そうと思えば、かなりの努力と時間を要する。数年がかりになることもあり、努力の総量が閾値を超える前に(嫌気がさし)やめてしまう…というケースが多いと思う。
※モチベーションが下がると、地道な努力を積み重ねることができなくなる。
努力と結果には(時には数年の)タイムラグがある、と理解しておきたい。
縮まないようにする
結果にがっかりして、縮こまらないようにしたい。
結果が出ないときは、どうしても才能に原因を求めたくなる。
努力しても結果が出ないのだから、努力の問題ではなく才能の欠如だろう…とする。そうなってしまうと、もはや努力をしよう…という気持ちが失せる。詰んでしまって、どうにもならない状態になる。
また、苦手な科目に目を向けすぎて、「自分は頭が悪い」と思うこともある。一部の苦手を汎用化してしまう、ということだ。このように、部分的な問題を大きくしたり、汎用化してはいけない。
※自信を失ったときは、根拠のない自信で埋めればいい。
復習にリソースを割く
これを機に、勉強のやり方を見直す、という方法もある。
まずは、間違ったやり方をしていないかチェックしたい。
間違った勉強法というのは、決まっているのでしっかりとおさえておきたい。
1)薄い作業を勉強だと考える、2)ノートを取ることが目的になる、3)ひたすら書いておぼえる、4)新しいものに飛びつく、5)ヒントをすぐにもらう、6)できる問題ばかりやる、7)アウトプットしない、の7つだ。
正しい努力ができていなければ、思うような結果は出ないのだ。
たとえば、復習に力を入れているだろうか?
人は忘れるので復習をするしかない。復習をして短期記憶を長期記憶にすることで、はじめて実力になる。かなめの知識を長期記憶にすれば、ほかのことにも「汎用的に使う」という道が開ける。
※長期記憶化したことは復習しなくていい。主に忘れている・忘れそうなことを復習する。
インプットを工夫する
普段のノートのとり方を工夫してみよう。
これは、インプットのやり方を改善する、ということだ。
実はノートもメモも、アウトプットとして活用できるのです。つまり、授業や本の内容を自分1人で「再現」して、自分で後から誰かに「説明」できるようにするためのツールとして活用しているのです。
出典:東大生の「ノートのとり方」が本質的で凄すぎた
アウトプットを強く意識したノートのとり方に変えてみる。
なるほどそうなのか、ここが大事なんだな…ということだけではなく、自分が誰かに説明するとしたら…という意識でノートをとる。転写して、印をつけたり下線を引いたり…というだけでは不十分なのだ。
たとえば、情動やロジックで理解すれば再現しやすくなる、ということがある。
少し前に、『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』という映画をみた。わたしは当時の英国の歴史に暗かったが、この映画をみることで(以前よりは)かなり明るくなった。
情動やロジックで内容を理解したためだ。※そうすると忘れにくくなる。
勉強のスランプを克服する方法 - サマリー
まとめ
今回は、勉強のスランプを克服する方法について書いてみた。
勉強しても結果が伴わない時期はあるので、そのこと自体を気に病む必要はない。
ただし、その時期をきっかけに深みにはまらないようにする必要はある。
スランプを克服する方法は、1)当然だと考える、2)努力と結果の関係を理解する、3)縮まないようにする、4)復習にリソースを割く、5)インプットを工夫する、の5つになる。
まず、勉強をしていても、調子の上がらない時期があるのは当たり前だとする。
※踊り場は必ずあるのだ。
その時期をチャンスと捉えて、勉強のやり方を見直してもいい。ただし、理に適った仮説を立てて試してみることが大事だ。その過程では、人の話に素直に耳を傾ける、ということも必要になるだろう。
正しい努力をしていれば必ず道は開ける。そう信じて粘り、頑張ることが大事だ。
今回の記事:「勉強のスランプを克服する方法」