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後悔しないための子育てブログ

後から「しまった!」のない育児をしたい

子供を伸ばす褒め方とダメにする褒め方がある

子供の褒め方について考えることがないだろうか。

そもそも子供を叱る方が多く、もっと褒めた方がいい…と考えている人もいると思うが、子供をほめて育てるとしている人でも、どのように褒めればいいのか…と考えることがあると思う。

今回は、子供を伸ばす褒め方とダメにする褒め方について書いてみたい。

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 目次

 ほめる効果がある

子供をほめると、いいことがある。

シンプルにいえば、ドーパミンは、頭の働きを良くするのだ。ドーパミンが出ると、前頭前野(思考)、海馬(記憶)、運動連合野(運動)の働きが良くなるそうだ
出典:子供の教育|子どもはやはりほめて育てればいい

子供をほめると、ドーパミンが出る。ドーパミンは脳内麻薬とも呼ばれ、快楽物質…というイメージがあるが、頭の働きを良くするという効果を及ぼす。具体的には、前頭前野(思考)、海馬(記憶)、運動連合野(運動)の働きが良くなるそうだ。

また、ほめられるとやる気が出る。「ほめ」ではなくても、気分が良ければやる気が出る…ということがあるだろう。そのときにも、ドーパミンが出ているのかもしれない。それはともかく、ほめられるとドーパミンが出てやる気が高まり、脳の働きもよくなるのだ。

 ほめて育てればいい

なので、基本は「ほめて育てる」ということだ。

だが当然、子供を叱ることもあるだろう。この「ほめる」と「叱る」にはベストな割合というものがあり、それは「7:3~8:2」になる。つまり、3叱ったら7ほめる、2叱ったら8ほめる、というものだ。いずれにしても、叱る2倍以上ほめるということが必要になる。

※現実は、4:6のようだ(ほめが足りない状態だ)。

ここまでの話で、「ほめて育てた方がいい」ということは理解できると思う。現実は「4:6」なので、親にはもう少し意識的にほめる、ということが必要になるだろう。さらに、ほめ方の問題がある。よかれと思ってほめているつもりでも、子どもをダメにするほめ方をしている場合があるのだ。

以下、ほめ方の優劣についてみて行こう。

 子供をダメにする褒め方

子供をダメにする褒め方、というものがある。

せっかくほめているのに、子供をダメにしているのでは立つ瀬がない。なので、NGのほめ方をしないように意識することが大事だ。まず、「いい子だね」というほめ方がある。人格をほめるほめ方だが、このほめ方には落とし穴がある。「いい子だね」とほめられた子供は、「人から良くみられること」を行動の目的にする可能性があるのだ

はたして、人から良くみられたいがために何かをする…ということは、正しいことなのだろうか。また、「いい子だね」で育つと、他人のモノサシで自分を測るようになる可能性がある。

前回の記事で、自尊心の低い人は、他人の軸に依存して生きることになり、「かまってちゃん」のようになったり、自分に対する他者からの批判などに敏感になったりする…と書いたが、「いい子だね」で育つと同じようになる可能性があるのだ。

 頭がいいね

「頭がいいね」ともほめない方がいい。

「いい子だね」と似ているな…と思ったのだが、「頭がいいね」を「頭がいい子だね」とすれば、同じことに気がついた。「頭がいいね」とほめない方がいい…という結論を導いた研究がある。

まず、スタンフォード大学の心理学の教授による研究だ。

子どもたちのグループを二つ作り(仮にA,Bとする)、Aグループの子どもたちに対しては、「頭の良さ」をほめる。Bグループの子どもたちに対しては、「努力」をほめる。ほめ方を変えた結果、子どもたちに何らかの(学習上の)有意差が見られるだろうか?という実験だ。
出典:子どもに対する言い換えには効果がある#2

頭の良さをほめられたAグループの子供たちは、挑戦する気持ちを失い、保守的になってしまった。「頭が良い」という評価を維持することが目的になってしまい、間違うリスクをとりたくない、ボロを出したくない…という気持ちになった結果、確実にできることだけをやる…という行動になったのだ。また、粘りを失いあきらめも早くなってしまった(すぐにダメだ…と思ってしまう)。

別人が行った同様の研究でも、同じような結果になっている。頭の良さをほめられた子供たちは、(努力をほめられた子供たちと比較して)成績が悪くなる…という結果になっている。その研究では、頭の良さをほめられた子供たちは、(悪い成績をとったとき)成績について嘘をつきやすい、成績を才能の有無と(短絡的に)結びつけて考える傾向がある…という結論を導いている。

 努力をほめた方がいい

才能や頭の良さよりも、努力をほめた方がいい。

努力をほめられた子供は、「頭が良い」と思われるかどうかについては、関心を持たない。結果ではなく努力が評価される…と思っているので、間違うリスクがあっても、前向きにとりにいく。体面を気にしてカッコをつけたり…ということがないのだ。その結果、どんどん挑戦し学びを深める、(むずかしい問題に直面しても)簡単にあきらめず粘り強く取り組む…ということになる。

努力をほめられて育つ子供は、結果が出なくても、才能のせいにしたりはしない。

 具体的にほめる

子供をほめるときは、具体的にほめたい。

子供をダメにするほめ方とした「いい子だね」、「頭がいいね」にしても、抽象的だ。努力をほめた方がいい、ということがわかっていても、抽象性の高いほめ方であれば、効果も半減するだろう。

なので、努力をほめるときも具体性を意識したい。たとえば、家庭の学習であれば、成果を具体的に示してほめるといいだろう。単に「がんばったね」ではなく、「今日は5ページも進んだんだね」とそのとき達成した内容を入れると、具体的にほめる…ということになる。具体的な行動をほめることにより、その望ましい行動を強化することになるのだ(良い習慣になる)。

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 まとめ

今回は、子供を伸ばす褒め方とダメにする褒め方について書いてみた。

子供は褒めて育てる…というのが基本だ。「ほめる」と「叱る」の最善の割合は、「7:3~8:2」になる。だが、せっかくほめて育てることを実践していても、間違ったほめ方をしていると、何にもならない。それどころか、マイナスになってしまうこともある。したがって、親は子供を伸ばす褒め方とダメにする褒め方を理解し、前者のほめ方を意識的に採用した方がいいだろう

今回の記事:「子供を伸ばす褒め方とダメにする褒め方がある」